夏になると、美味しい刺身が食べたくなりますね。
夏に刺身で美味いのは、やっぱりトビウオの仲間でしょうか。食用としては伊豆諸島のハマトビウオなどが有名ですが、今日はちょっと違うトビウオを。
ツクシトビウオCypselurus doederleini (Steindachner, 1887)です。
ツクシトビウオは日本近海のかなり広い範囲に分布する種類です。ほかのトビウオと同様に定置網や追い込み網などで漁獲され、市場にも出ます。大きいものは30cmにもなるようですがなんとなくトビウオやハマトビウオと比べると小さいように思えてしまいます。
ツクシトビウオの胸鰭です、胸鰭の中央はやや暗い色で、一部が透明です。胸鰭の1番目の軟条と2番目の軟条は分岐しておらず、3番目の軟条が分岐するので、3番目の軟条も分岐しないトビウオと区別できます。ハマトビウオは背鰭前方の鱗数が多く、本種と区別できます。
お刺身にして美味しいものです。
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