魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

オオヒシマトウダイ

2021年12月13日 01時30分53秒 | 魚紹介

以前もこの魚は入手したことがある。マトウダイ目ヒシマトウダイ科のオオヒシマトウダイという魚である。ヒシマトウダイ科の魚は3種が知られていて、日本にはうち2種が知られている。鱗が横方向に長くのびているなど、かなり異質な魚である。マトウダイ目で口は伸びるが、マトウダイほど口はでっかくないし、あまり伸びていない。おそらく食べるものが違うのだろう。マトウダイは大きな口で小魚を食べたりするが、オオヒシマトウダイはプランクトンや小型の甲殻類を主に食っているものと思われる。

前回我が家にやってきたオオヒシマトウダイは残念ながら標本にしてしまったので食べていない。今回は初めて食することになる。主に水深400~1200mの深海底に生息するということで、漁法なども限られてしまうのだろう。戸田の沖合底曳網でも入らないか、もし入っても相当珍しいものと思われる。今回はかなり大きいサイズの個体が長崎県からやってきたので、お刺身にしていただいてみた。

これはかなり美味しい。身は淡泊かなとおもいきや、意外なほど味があった。

もちろん肝あえも最高である。

今回のオオヒシマトウダイは長崎県の印束商店 石田拓治さんより。いつもありがとうございます。

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