魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

カミナリベラを飼育する

2016年10月17日 23時17分11秒 | 魚介類飼育(海水)

この間三浦半島へ磯遊びに行ってきたときに、カミナリベラを持ち帰ってきた。カミナリベラは磯に生息するベラで、幼魚はやや地味な色彩。大きくなると雌は頭部が赤色、雌は緑色の斑紋があるという、ベラの仲間らしい派手な色彩になる。

カミナリベラはよく磯採集で採集されるが、なぜかあまり長生きしないことが多い。カミナリベラの仲間は意外と神経質なのだ。同じように磯遊びで採集されるキュウセンやホンベラ属、あるいはカンムリベラ属とはそこが違う。カミナリベラは非常に神経質で、強い魚がいると何日も砂の中に潜ったままになってしまう。オグロベラ属も比較的神経質で飼育しにくいのだが、このカミナリベラも同じように扱ってあげるべき魚であろう。

以前飼育していた個体は、ソラスズメダイやミツボシキュウセンのハイブリッド個体などと飼育していて、砂の中に隠れたままになってしまい、結局長生きさせることはできなかった。今回は温和な魚を中心にした混泳で長生きさせたいと思う。餌はすでにメガバイトやコペポーダなどを食したりしているほか、壁やライブロックに付着している小動物を食しているようである。

カミナリベラは浅い岩礁域を群れで泳いでいるが、夜間は砂に潜って休息する。水槽に砂がないとストレスで短命に終わってしまう可能性が高い。また夜寝ているときにほかの魚に襲われてしまう可能性がある。砂はちゃんと敷いてあげなければならないだろう。

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