魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

アンコウ

2009年09月27日 18時43分30秒 | 魚紹介

アンコウLophiomus setigerus   (Vahl)です。

日本産アンコウ科魚類には8種が居るのですが、通常食用になるのは本種か、キアンコウです。

よく似ているのですが、アンコウは唐揚げむき、キアンコウは鍋向きといいます。

では、どこが違うのでしょうか。

同じくらいのキアンコウLophius litulon   (Jordan)の写真です。

口の中をみてみますと、アンコウは白い斑点があるのに対し、キアンコウでは一様に灰褐色、もしくは暗色です。これは魚類学者や魚屋さんでは「まあ常識」とか暗黙の了解とかいいますが・・・

ただ「唐揚げアンコウ、鍋キアンコウ」といいますが、両種とも鍋に入れましてもそれほど大きい差はないのかなとも思います。ちなみに流通名はキアンコウがホンアンコウ、アンコウがクツアンコウです。標準和名アンコウがホンアンコウ、ではないのです。

ちなみに某ニュースサイトで当ブログが紹介されており、その影響で本日はアクセスカウンターが400を超えてます(普通は1日100件くらいなのに) アクセスしてくれる皆様、そして紹介していただいた記者の方にお礼申し上げます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家はにぎやか

2009年09月27日 17時48分53秒 | 魚紹介

 

本日の我が家はにぎやかです。なんと3魚種が一同に我が家の冷蔵庫に集い、さらに午後からは猫(笑)が頼んでいた魚を持ってきてくれました。とりあえず、今日はそのうちの2種を、ブログで紹介したいと思います。

この魚はなんという魚でしょうか。

実はこれはクエEpinephelus bruneus   Blochです。正真正銘、天然のクエなのです。採集されたのは宇和島市の三浦半島方面にある「遊子(ゆす)」という場所です。この場所には定置があるようで、クエのほかハナミノカサゴやメガネウオなどもこの周辺で漁獲されています。

近くにタイやハマチの養殖イカダがあり、そのような場所では餌が豊富に集まるので、このような大型魚も住み着くようです。真珠母貝の養殖ではかごを吊るして海面下に吊るしますので、ハタやクエなど根魚の隠れ家には格好の場所でも有ります。

とりあえず、今から鍋に入れていただきます。

え、値段?結構高いです。この個体の全長は約30cmで、500円ほどでした。サイズがサイズなので安めではありますが、他のハタ科、マハタやオオモンハタとは1.5倍ほどの開きがあります。やっぱり小さくてもクエはクエでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする