■試練を喜ぶ？ ／ 岩井基雄

2014/1/17放送

世の光の時間です。　お変わりありませんか？　岩井基雄です。　今日もちょっと分かりにくいキリスト教用語を学んでみましょう。今日は「試練を喜ぶ」ということについてです。聖書には次のように記されています。
　　「私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。」新約聖書　ヤコブの手紙　1章2節

　私たちは試練や苦しみには遭いたくないと思いますね。たとえその苦難が自業自得としか思えないものであったとしても、それでも私たちは神様に対して、なぜ苦難や試練を与えるのか、と叫びたくなることさえありますね。しかしまた一方で、苦難や試練を通して私たちは自分たちの限界を知り、互いに助け合い、絆を強め、生かされていることの恵みを知ることもあります。ここで語られている試練は信仰の試練のことを示しています。神の民イスラエルは信仰のゆえに受ける苦難や迫害、時には命を奪われることさえありました。しかし、聖書はそのような迫害や闘いまた試練の中でも、喜び耐え忍んでいくようにと、神の民にまたクリスチャンたちに語りかけているのです。

　こうも記されています。
　「試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。」 新約聖書　ヤコブの手紙　1章12節

　クリスチャンたちは永遠の命、神のもとにある栄光の生涯を見ていました。そしてイエス・キリストがすべての罪のさばきを受けて死に、よみがえってくださったゆえに、彼らは迫害による死さえも恐れる必要がなかったのです。「死は勝利にのまれた。」(1コリント 15章54節)とも記されているからですねえ。　しかも神様はその試練の中にあっても神様の民と共にいてくださり、それに耐える力と脱出の道を用意してくださるのです。

　聖書のことば
　「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。」　(1コリント 10章13節)

　あなたもどんな試練の中にあったとしても、愛であり真実である神様を見上げる勝利の人生を歩んでいきませんか？　

　　(PBA制作「世の光」2014.1.17放送でのお話しより)

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　さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
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