♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしは決してあなたを見捨てない / 岡 好美 ②

2024年05月11日 | Weblog

2024/01/27放送

 「世の光」の時間です。私は、山形県山形市にある山形南部教会の牧師の岡 好美です。

 ヘブライ人への手紙13章5節を聖書協会共同訳でお読みします。
 「わたしは決してあなたを見捨てず、決してあなたを置き去りにはしない」

 ある日、一人暮らしの父がサウナで熱中症になり救急車で運ばれICUに入ったということを知らせる電話を貰いました。新幹線の中で今までのことが思い出されました。高校二年生の時イエス様を信じたこと、その時から家族のためにお祈りを始めました。母がイエス様を信じて、それから二年後、再婚した父夫婦も信じました。離婚した父と母は仲直りなどできないと思っていましたが、この倒れる前の夏、父は「いろいろすまなかった。いつも祈っているよ」と母に電話で詫び、一緒に感謝の祈りを捧げました。そんなことが走馬灯のように頭の中を駆け巡りました。

 ICUでは父との面会が許されました。三日目に父は私に気付き、驚いた顔をしていました。祈りをささげると唇がアーメンと動きました。「イエス様はずっと一緒、天国まで一緒ですよ」というと、父は頷きました。

 それでも長引く病院での日々、私は先が見えず、疲れ切っていました。
 クリスマスイブの日、私は独りぼっちで、無力感の中でどうしていいか分からずにいました。「神様、お助けください。あなたを礼拝したいのです」とお祈りしたその時、「諸人こぞりて・・・」と賛美歌が聞こえてきました。見ると多くの看護師がキャンドルを片手に笑顔で集まり、それぞれキャロリングに出発するところでした。一般の病院です。「きよしこの夜」と次々に賛美歌が響きました。

 「わたしは決してあなたを見捨てない」というみことばとともに、イエス様がすぐ近くにいてくださるのを感じました。
 数日後、父は穏やかな顔で召されました。神様の御手の中で人の一生は本当に尊いものだと気づかされます。

 イエス様はあなたをも愛しておられます。ぜひお近くの教会へ足を運んでください。祝福をお祈りいたします。


 ( PBA制作「世の光」 2024.1.27放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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