2023/12/15放送
「世の光」の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
神の愛が示されたクリスマスを世界中で祝う時を迎えています。聖書はこのクリスマスに表された神の愛についてどのように語っているでしょうか。
聖書をお読みします。
「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました。
それによって神の愛が私たちに示されたのです。
私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、
私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。
ここに愛があるのです」
新約聖書 ヨハネの手紙第一4章9節、10節
神が、そのひとり子の神イエス・キリストをこの世に送られたのは、私たちが本当のいのちを得るためであり、私たちの罪の赦しのためだと言うのです。
私たちの心には自分さえよければ良いとする自己中心的な心があり、聖書はそれを罪と言います。それは、すべてを創られた神様を否定し、自分の欲望を追い求めることでもあります。
神様は正しく聖い方ですから罪を裁かなければなりません。しかし神様は私たちを愛し、私たちの罪の赦しのために、神の御子イエス・キリストをこの世に遣わし、私たちの罪のさばきをすべて彼に負わせ、十字架につけたのです。そこに私たちへの神の愛が示されました。
イエス・キリストも自ら神のあり方を捨てて貧しくなり、人となって私たちの罪のさばきを身代わりに受けてくださいました。罪のない人しか身代わりになることはできないのですが、すべての人が罪を犯しているゆえに、神の御子イエス・キリストが人としてこの地に来られるしかなかったのです。
このキリストの犠牲にこそ神とキリストの豊かな愛が示されており、私たちの喜びの原点があります。だからこそ、全世界でこの神様の愛に感謝し、クリスマスを皆で祝うのです。
この聖書はこう続きます。
「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、
私たちもまた、互いに愛し合うべきです」
ヨハネの手紙第一4章11節
神の愛の満ちるクリスマスは、その愛を受け取った私たちが互いに愛し合い、赦し合い、仕え合い、成長していくことを求めているのです。そこにもクリスマスの愛のチャレンジがあるのです。
( PBA制作「世の光」 2023.12.15でのお話しより )
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