2021/4/21放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり、聖書を一日一日と読み進むなら不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は使徒の働き13章38節から「罪の赦しが述べ伝えられている」と題してメッセージをお伝えいたします。
「ですから、兄弟たち、あなたがたに知っていただきたい。このイエスを通して罪の赦しが宣べ伝えられているのです。」
今日からパウロの宣教旅行と呼ばれている記録を読んでいくことになります。実際にはアンテオケ教会が派遣した伝道者パウロの活動の記録ですね。パウロはアンテオケ教会の祈りと経済的な支援により今日のトルコとギリシャにある町々を回って精力的な活動をしました。
その記録を読むと、彼らはまず同労者バルナバのキプロス島を皮切りに、ピシデヤのアンテオケという場所に進んでいますね。そこでパウロは会堂に入ると聖書を開いてイエスのことを語るのです。これは聖書に記録されたパウロの初めての説教です。
パウロはイスラエルの歴史、イエスの働き、信仰による救いという三つのポイントで語りました。つまりイエスが旧約聖書に約束されたダビデの子孫としてお生まれになった方であること、そしてこのイエスが死に値する罪は何もなかったのに十字架につけられたこと、最後にイエスの死はそれで終わらず復活し、確かに約束のメシヤであることを明らかにされた、と語るのです。
パウロが何よりも語りたかったことは38節、このイエスを通して罪の赦しが宣べ伝えられているということです。
キリスト教信仰を持つというのは聖書を片手に何やら哲学的な思索をし悟りを得ることでも、聖書に書かれた敬虔な戒めに自分を従わせる修道的な生活をし何がしかの人徳を身につけることでもありません。
それは、神が正しくない私たちのためにしてくださった出来事があることを知ることです。人の罪の赦しのために身代わりとなって神の呪いと罰を受けられた方がおられることを知り、その方に下されるはずだった神の恵みが私たちのものとなることを信じることですね。
では今日も良い一日となるように祈りなります。
( PBA制作「世の光」 2021.4.21放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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