2011/2/24放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「幸いな人 - 柔和な人」です。それではマタイの福音書の5章5節から読んでみましょう。
「柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。」(新改訳聖書第2版)
柔和な者は幸いです。・・・「柔和」と訳されたことばは謙遜という意味を持っているそうです。つまり、誰でも正直に自分自身を見つめていくなら、自分が取るに取りない者であること、無力な者であるということが分かってきて、謙遜になって、自分に関しても人に対しても柔らかな態度を持つことができる、というところから来ている訳ですねえ。柔和な者というのは、そのように自分自身をわきまえ知ったへりくだった心を持った人のことを言っています。聖書はそういう人は幸いだ、その人は地を相続するようになる、と言うのです。
しかしどうでしょうか。普通、地を相続する人というのは自分の権利をはっきり主張する人、ある程度強引さのある人ではないでしょうか。心へりくだって柔和に物事に応じていたら、何もかも失くしてしまいそうな気がしますねえ。
実は旧約聖書にアブラハムという人の例があります。アブラハムは親戚のロトと一緒に同じ土地に住んでいました。だんだん家族が多くなって土地が狭くなると争いが起こるようになりました。そこでアブラハムはロトと別れて住むことを提案。ロトに好きな土地を選ぶようにと勧めるのです。強欲で分をわきまえないロトは当然、最も良く見える土地を選びました。アブラハムに残されたのは何も無い荒涼とした土地でした。
やはり柔和じゃ駄目じゃないか・・・そう思いますか? しかし、このエピソードには続きがあります。その後ロトは神様の災いによって土地を失ってしまいます。一方アブラハムは無から有を産み出す神様の祝福に満ち足りるようになるのです。柔和な人というのは自分の力をわきまえて、やたらめったら権利を主張したりはしませんから、損をするように思われることもあることでしょう。しかしすべての祝福の源は神様にあります。神様が一人ひとりの心にふさわしい報いをしてくださるのです。神様を神じましょう。
( PBA制作「世の光」2011.2.24放送でのお話より )
******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******
このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「幸いな人 - 柔和な人」です。それではマタイの福音書の5章5節から読んでみましょう。
「柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。」(新改訳聖書第2版)
柔和な者は幸いです。・・・「柔和」と訳されたことばは謙遜という意味を持っているそうです。つまり、誰でも正直に自分自身を見つめていくなら、自分が取るに取りない者であること、無力な者であるということが分かってきて、謙遜になって、自分に関しても人に対しても柔らかな態度を持つことができる、というところから来ている訳ですねえ。柔和な者というのは、そのように自分自身をわきまえ知ったへりくだった心を持った人のことを言っています。聖書はそういう人は幸いだ、その人は地を相続するようになる、と言うのです。
しかしどうでしょうか。普通、地を相続する人というのは自分の権利をはっきり主張する人、ある程度強引さのある人ではないでしょうか。心へりくだって柔和に物事に応じていたら、何もかも失くしてしまいそうな気がしますねえ。
実は旧約聖書にアブラハムという人の例があります。アブラハムは親戚のロトと一緒に同じ土地に住んでいました。だんだん家族が多くなって土地が狭くなると争いが起こるようになりました。そこでアブラハムはロトと別れて住むことを提案。ロトに好きな土地を選ぶようにと勧めるのです。強欲で分をわきまえないロトは当然、最も良く見える土地を選びました。アブラハムに残されたのは何も無い荒涼とした土地でした。
やはり柔和じゃ駄目じゃないか・・・そう思いますか? しかし、このエピソードには続きがあります。その後ロトは神様の災いによって土地を失ってしまいます。一方アブラハムは無から有を産み出す神様の祝福に満ち足りるようになるのです。柔和な人というのは自分の力をわきまえて、やたらめったら権利を主張したりはしませんから、損をするように思われることもあることでしょう。しかしすべての祝福の源は神様にあります。神様が一人ひとりの心にふさわしい報いをしてくださるのです。神様を神じましょう。
( PBA制作「世の光」2011.2.24放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。