2025/1/15放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、愛知県春日井市にあります春日井聖書教会・協力牧師の水谷 潔です。
人生には苦難がつきもの、と言いますがどうでしょう。もし苦難の中にあっても失望せず希望を持って歩めたら、と願いませんか? 聖書はそのような希望を語っています。新約聖書ローマ人への手紙5章の3節から5節をお読みします。
「それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。それは、苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」
聖書は、苦難さえも喜ぶ、と言っています。苦難それ自体は喜べませんが、神様を信じる者にとっては喜ばしいものを生み出すという意味で喜べる、というのです。
まず、苦難は忍耐を生み出します。この「忍耐」ということばは、「苦しいことを我慢する」という消極的な意味ではなく、「苦難に向き合い、乗り越えていく」という積極的な姿勢を意味します。
次に、忍耐は練られた品性を生み出します。「練られた」とは、金属の精錬に使われることばで、苦難の火によって品性が純粋になっていくことを意味します。
最後に、練られた品性が希望を生み出します。練られた品性を持つことで、人は神様にある希望を持つことができるのです。
さらに聖書は、「その希望は失望に終わることがありません」と約束します。
なぜ試練は、忍耐と練られた品性を経由して、失われることのない希望を生み出すことができるのでしょう?
聖書は言います。
「なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」
そうです。試練から希望が生み出される理由は神様の愛です。
あなたも神様を信じ神様の愛が心に注がれるなら、苦難の中にあっても失われることのない希望に歩むことができるのです。
( PBA制作「世の光」 2025.1.15放送でのお話しより )
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