2020/7/13放送
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
第二月曜日の今日は旧約聖書のモーセの生涯から神の御名について学んでみましょう。先月はモーセの挫折を学びました。神はモーセをリーダーとし、奴隷状態であった神の民をエジプトから脱出させる道を開きます。しかしその道は平坦ではなく、エジプト王は怒り、事態は悪くなり、神の民の悲しみと怒りはモーセに向かったのです。しかしその中でモーセは神に向かい、神に助けを求めました。その時、神が祈りの答えとしてモーセに与えたのは、神の約束と神の名前の確認でした。聖書はこう記しています。
神はモーセに語り、彼に仰せられた。「わたしは【主】である。
・・・
今わたしは、エジプトが奴隷として仕えさせているイスラエルの子らの嘆きを聞き、わたしの契約を思い起こした。
それゆえ、イスラエルの子らに言え。『わたしは【主】である。わたしはあなたがたをエジプトの苦役から導き出す。あなたがたを重い労働から救い出し、伸ばされた腕と大いなるさばきによって贖う。
旧約聖書 出エジプト記6章2節、5節、6節
神がモーセに与えたのは問題の解決の道でもなく方法でもなく、神がどういう存在なのかと言うことでした。しかしそこにこそ問題の本質的な解決がありました。神は主というご自分の名前を繰り返しモーセに語ります。それはかつてミディアンの荒野で燃え尽きない柴を通してモーセを使命へと招いた時に語られた神の名前でした。「存在」をも意味する主という名前は神がすべての主権を持ち、力ある存在であることの確認でした。神の苦しみをもすべて知る神ご自身が神の民を導き、救い出す、との約束を確認したのです。そしてモーセと民に、その約束をしっかりと握り、立ち上がっていくことを求められたのです。
すべてのことに主権を持つ神様はあなたと共におられます。あなたもまた今あるところで、すべての主権を持つ神ご自身に信頼し、神の約束を握り締めて立ち上がっていくことができるのです。
聖書のことば
【主】の御名をほめたたえよ。
主の御名だけがあがめられる。
その威光が 地と天の上で。
旧約聖書 詩篇148篇13節
(PBA制作「世の光」 2020.7.13放送でのお話より )
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