世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興(せきね・ひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
あなたはジョン・ウェスレーという人をご存知でしょうか。東京の青山学院にはウェスレーホールというものもありますよね。この人は18世紀の英国、イギリスにおいて社会を大きく変えるほどの素晴らしい働きをした牧師です。
彼がどのようにて回心したかという話はとても興味深いんですよ。彼が回心をする二年前に彼は何とアメリカに伝道に行くんです。1736年といいますから日本はまだ江戸時代。彼はですねえ帆船に乗ってアメリカに渡るんです。しかしその航海の途中、ひどい嵐に遇うんですね。その時ウェスレーは死の恐怖に襲われました。ところが同じ船に乗っていたモラヴィア兄弟団というドイツのプロテスタントのクリスチャンの人たちはですね、そのひどい嵐で船が木の葉のように揺れているにも関わらず落ち着いて讃美歌を歌っていたというんです。驚いたウェスレーがその中の一人に「あなたは怖くないんですか?」と尋ねると、「いいえ、神様に感謝しています。怖くありません。」と答えるではありませんか。ウェスレーは大きな衝撃を受けるんです。自分には何か足りないものがあると感じるんですねえ。こうしてアメリカに渡りましたが、二年でイギリスに戻ってしまいました。ウェスレーは帰国後、自分には何か欠けているなあと悟っていくんです。彼は、信仰というものは自分が信じるのであって自分の努力で神の戒めを守り信仰を強め、神の助けもあるけれど自分の力で天国への階段を登っていくことなんだと考えました。ところがあの嵐の海の船の中で死の恐怖に襲われ、その恐怖は自分の力ではどうすることも出来なかったということをですねえもう一度思わされるんですね。
そんな時、1738年の5月24日、気が進まなかったそうですが、ロンドンのある集会に出かけていきました。そこで読まれた聖書のことばを通して彼はイエス・キリストをまことの救い主として受け入れるんですね。この救いはあなたの努力や頑張りで得るのではなくて、一方的な神様の恵みであり、イエス様が私たちの罪のために十字架で死んでくださり、罪の罰を受けてくださった。そして三日目に復活し、永遠のいのちを与えてくださった。このことを彼ははっきりと信じ受け入れていったんです。その時から、彼の生涯は180度変わっていきました。
聖書の中に、「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。」(エペソ人への手紙 2章8節)と書いてありますけれども、私たちの救いは努力ではない。一方的な、神様からの贈り物なのです。
( PBA制作「世の光」2008.2.26放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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