2015/2/26放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「狼は子羊と共に宿る」です。それではイザヤ書11章6節から読んでみましょう。
「狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜が共にいて、小さい子どもがこれを追っていく。」
イザヤ書11章の預言は早くても紀元前717年頃、イスラエル王国を滅ぼしたアッシリヤの猛威が更にユダ王国へと押し寄せ、もはやユタ王国が風前の灯の状況であった時に語られたとされています。イザヤは、アッシリヤもそしてユダも滅ぼされる、とユダの絶望的な未来について語っているのですが、それは完全な終わりではなく、そのあとに新しい秩序が建て直されると預言しているのです。果たしてその預言はどうなったのか。
先週10章で、「残りの者」についてお話ししたことを覚えておられるでしょうか。アッシリヤはその後、新しい国バビロンによって滅ぼされます。そしてバビロンがユダを滅ぼしてエルサレムを焼き払い、生き残った者まさに残りの者たちを捕囚の地に連れて行く出来事が起こりました。その後、バビロンに替わってペルシャ帝国が起こると、ペルシャの王クロスはユダヤ人を寛大に扱い、ユダヤ人がエルサレムに帰ってエルサレムの町を再建することを許すのです。まさにイザヤが語った通りのことが起こったのですね。
ただ旧約聖書の預言書を読む時には、これが当時の人々に語られた預言であると同時に、更にはるか遠くのつまり私たちの時代にも通じて語られた預言であるという、二つの面があることに注意しなくてはなりません。イザヤはここで目の見えるところによって裁かず耳の聞くところによって判決をくださない、正義と公正を持って王権を奮う人物について語っています。しかもその人物の治める時代は、狼は小羊と共に宿る、と言われるほどに対立も恐れもない平和な時代です。明らかにイザヤは今の社会では起こりえない新しい時代の到来について語っていますね。それはまさに黙示録でヨハネが語った新しい天と新しい地の到来に通じます。やがて来(きた)る新しい御国の希望があるのです。ぜひその事を覚えて歩みたいものですね。
(PBA制作「世の光」2015.2.26放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「狼は子羊と共に宿る」です。それではイザヤ書11章6節から読んでみましょう。
「狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜が共にいて、小さい子どもがこれを追っていく。」
イザヤ書11章の預言は早くても紀元前717年頃、イスラエル王国を滅ぼしたアッシリヤの猛威が更にユダ王国へと押し寄せ、もはやユタ王国が風前の灯の状況であった時に語られたとされています。イザヤは、アッシリヤもそしてユダも滅ぼされる、とユダの絶望的な未来について語っているのですが、それは完全な終わりではなく、そのあとに新しい秩序が建て直されると預言しているのです。果たしてその預言はどうなったのか。
先週10章で、「残りの者」についてお話ししたことを覚えておられるでしょうか。アッシリヤはその後、新しい国バビロンによって滅ぼされます。そしてバビロンがユダを滅ぼしてエルサレムを焼き払い、生き残った者まさに残りの者たちを捕囚の地に連れて行く出来事が起こりました。その後、バビロンに替わってペルシャ帝国が起こると、ペルシャの王クロスはユダヤ人を寛大に扱い、ユダヤ人がエルサレムに帰ってエルサレムの町を再建することを許すのです。まさにイザヤが語った通りのことが起こったのですね。
ただ旧約聖書の預言書を読む時には、これが当時の人々に語られた預言であると同時に、更にはるか遠くのつまり私たちの時代にも通じて語られた預言であるという、二つの面があることに注意しなくてはなりません。イザヤはここで目の見えるところによって裁かず耳の聞くところによって判決をくださない、正義と公正を持って王権を奮う人物について語っています。しかもその人物の治める時代は、狼は小羊と共に宿る、と言われるほどに対立も恐れもない平和な時代です。明らかにイザヤは今の社会では起こりえない新しい時代の到来について語っていますね。それはまさに黙示録でヨハネが語った新しい天と新しい地の到来に通じます。やがて来(きた)る新しい御国の希望があるのです。ぜひその事を覚えて歩みたいものですね。
(PBA制作「世の光」2015.2.26放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
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