2021.12.20放送
世の光の時間です。今日は宮崎で牧師をしています 印 慶子が担当いたします。
もうすぐクリスマスですね。クリスマスにはケーキを食べ、誰かにプレゼントを渡したりすることでしょう。この状況は誕生日と同じですよね。そうです。クリスマスはイエス・キリストの誕生日です。
イエス様のお母さんになった女性の名はマリヤ。彼女はおそらく10代の若い女性でした。彼女には許婚(いいなずけ)がいましたがまだ結婚しておらず、ましてや妊娠する覚えなどありませんでした。それなのに突然天使が現れ、「おめでとう」と言われたのです。
マリヤは驚きと不安でいっぱいだったと思います。しかも天使は続けて「恵まれた方」と言いました。「子どもを産む。・・・それが神の子だと言われても信じられない。世の中で自分は後ろ指をさされるだろう。こんなことを喜ぶなんてとてもできない。」と叫びたかったかもしれません。
それでも彼女は天使が次に言った「神にとって不可能なことは何もありません。」ということばを受けて、「あなたのおことばどおり、この身になりますように。」と、つまり「はい」と答えています。
マリヤさんがここでそう言えたのは、いつも神様に祈り、神のことばを信じていたからです。
クリスマス、それはイエス様の誕生日。通常なら誕生した人がプレゼントをもらう日です。でもイエス様は私たちのプレゼントとしてこの地上に来てくださいました。
プレゼントをもらうと嬉しいですよね。ましてそれが私たちにとってとても必要なものだったらなおさらです。「神にとって不可能なことは何もありません。」というのは死も乗り越えて復活する力を持ち、自分のいのちを投げ出してまでも私たちを助けたいという神様の愛がいっぱい詰まったプレゼントなのです。
そのお方を宿すマリヤさんに天使は「恵まれた方」と言いました。イエス様を知りたい、信じてみたいと思う皆さんにも神様は愛がいっぱい詰まった恵みのプレゼントを与えてくださいます。このクリスマス、主イエス・キリストという最高のプレゼントを受け取っていきませんか?
良きクリスマスの一週間となりますようお祈りいたします。
(PBA制作「世の光」2021.12.20放送でのお話しより)
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