世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。
今日は聖書の中のマルコの福音書7章20節から23節までを読んでみましょう。
「人から出るもの、これが、人を汚すのです。 内側から、すなわち、人の心から出て来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです。」
当時のユダヤ人は様々な決まりや習慣を守ることを大事にしていました。
例えば、食前に手を洗い清める習慣がありましたが、それはこんな形で行われていました。 まず指先を上に向けて両手を出し、水をかけてもらいます。 手首と指が濡れるまで柄杓(ひしゃく)一杯程度の水を使うのです。 次に手の指先を下に向け、腕から指先に水が流れ落ちるようにします。 これも柄杓一杯分。 何だかよごれた手を洗うというよりは、お清めの儀式をしているようですねえ。 こうした習慣を守らない人は不浄の者である、体を穢(けが)す者である、と看做(みな)され、社会からつまはじきにされていました。
そこでイエスは、人がけがれるのは洗わない手で物を食べて外からけがれが入るからではない。 むしろ人から出るもの、人の内側にあるもののためだ、というのです。
事実、私たちの内側には、悪い考え、貪欲、高ぶり、愚かさ、といったものがあります。 こうしたものを心に蔓延(はびこ)らせていると、それはやがて行動となって外に現われて、その人の評判を台なしにし、人間関係を破壊し、他人に危害をもたらすものとなります。 まさに内側のものが人をけがすのです。 実に鋭い指摘です。
神を信じることで大切なのは、まず何よりも自分の心を吟味することです。 そして聖書は、心にある罪を素直に認め、イエスの罪の赦しを受けて、心が新しくされることを勧めています。 自分の心を吟味し、愚かさや罪を認めるのは勇気の要ることでしょう。 しかし、そういうものをごまかさず、しっかり見つめられる人の心は成長します。
ぜひ聖書を読み、自分を吟味し、新しく成長させてくれる神の力を見い出していただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2008.9.25放送でのお話しより)
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