♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主は王国を震わせた / 福井 誠

2020年07月22日 | Weblog

2020/5/27放送
 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり、聖書を一日一日と読み進むなら不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いて参りましょう。イザヤ章23章11節から「主は王国を震わせた」と題してメッセージをお伝えいたします。
 
 「主は御手を海の上に伸ばし、王国を震わせた。
   【主】はカナンについて命令を下し、その砦を滅ぼし尽くした。」

 先週に続いてイスラエルの周辺諸国に対する預言です。今回はイスラエルの北に位置する都市ツロに対するメッセージです。ツロは古くから海洋貿易と工業技術で名が知られ、海洋都市として栄えていました。しかし、そこに向かう船が旅の途上で路頭に迷う、つまり行き先のツロが滅ぼされて行き先を失う驚くような知らせを聞くようになるだろう、とイザヤは預言します。そしてツロが滅びることで、その都市を相手に貿易を計っていた国々も同じように神の裁きを、というべき打撃を受けるであろう、と語るのです。また神はそのようなツロであっても70年後に再びその繁栄を取り戻す、と回復を約束していますね。

 高校時代、世界史を選択し世界の諸国家の歴史を学んだ人は多いことでしょう。世界の歴史を学びながら、それぞれの国をリードした有名な人物が沢山いたことを教えられたと思います。しかし聖書はそのような人々によって歴史が形作られて来たのではなくて、指導者を立てまた降ろされる目に見えない神のわざがあると教えるのです。畏るべきは人間社会を支配しているあの人でもこの人でも無く、まさにあの人やこの人を起こしては降ろされる目に見えない主権を持った神です。ですから、イザヤはイスラエルの人々に、ツロの国の例を踏まえて当時の国際情勢の中で超大国のアッシリアと安易な同盟を組まず、独立を保つことを勧めていますね。目に見える脅威は脅威ではない。神がその脅威を許しもし、取り除きもするのだと言うわけです。信仰というのはある意味で、目に見えないものをしっかり見る力、そこにかけていく勇気を必要とするものですね。ぜひ聖書を読んで、目に見えない主権を持った神の存在を知っていただきたいものです。では良き一週を祈ります。

 (PBA制作「世の光」2020.5.27放送でのお話より )

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  さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。 
  
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