2020/1/25放送
世の光の時間です。おはようございます。羽鳥頼和です。
皆さんは祭司という人のことをご存知でしょうか。祭司とは宗教において祭儀・儀式をつかさどる人のことです。日本ではあまり祭司ということばは使わないと思いますが、日本の様々な宗教にも祭司的な立場の人が必ず存在します。神社の宮司、お寺の住職等は祭司的立場の人と言えるでしょう。実は天皇も皇室神道における祭司であると言われています。聖書にも祭司と呼ばれる人が出てきます。
今日は旧約聖書のレビ記8章から聖書が教える祭司についてお話しします。
レビ記の1章から10章までには神への礼拝の教えが記されています。その中で、神は祭司について教えられました。つまり、祭司は神への礼拝を司る者なのです。レビ記の8章には、その祭司の任職式のことが記されています。祭司とその任職式については神が命じられた事でした。それを人々は忠実に行いました。祭司にになる人は神が選ばれました。そして選ばれた祭司は水で洗って身を清め、聖なる装束を着けました。この祭司の装束も任職式のことも、すべて神の定められた事でした。この祭司によって人々は神に礼拝をささげることができたのです。
さて、新約聖書ではイエス・キリストこそがまことの祭司であることを教えています。
ヘブル人への手紙の4章で、「私たちには、・・・神の子イエスという偉大な大祭司がおられるのです」(14節)、と教えています。
更に聖書はイエスを信じる者をも神は祭司とされると教えています。
新約聖書のペテロ手紙第一2章5節ではこのように教えられています。
「あなたがた自身も・・・、神に喜ばれる霊のいけにえをイエス・キリストを通して献げる、聖なる祭司となります。」
私たちはイエス・キリストによる救いを受けて、神に礼拝をささげる祭司となることが約束されているのです。
明日は日曜日です。神を礼拝するために、お近くのキリスト教会にいらしてください。
(PBA制作「世の光」 2020.1.25放送でのお話より )
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