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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■死の物狂いの争い / 山中直義

2011年11月22日 | Weblog
2011/11/22放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。

 幸せを求めて死に物狂いの争いをした一組の姉妹のお話をしたいと思います。

 旧約聖書創世記30章に登場するこの姉妹、姉はレア、妹はラケルと言いました。二人は共にヤコブという男性と結婚していましたが、妹のラケルだけには子供がいませんでした。

 ある日不妊で苦しんでいたラケルはどうしようもない妬み、自分ではどうすることもできない思いに駆られて、ヤコブに訴えました。「私に子供をください。でなければ私は死んでしまいます。何とかして幸せになりたい。自分の思い描く人生を歩みたい。切に願ったラケルの訴えでした。そしてラケルは自分では子供を産むことができないと分ると、自分のしもべであるビルハという女性を妻として夫に与えることにしました。そしてヤコブとビルハとの間に子供が生まれると、ラケルはその子供を自分のものにしてこう言ったのです。「私は姉と死に物狂いの争いをして、ついに勝った。」(創世記 30章8節) 人間の力では決して変えることができないような事柄を私は変えてみせた。・・・ラケルのそんな思いが伺えます。しかし、ラケルはやはり自分自身の子供が欲しくなって、心が再び不平不満で一杯になった、と聖書は言います。

 私たちはどうでしょうか。自分の思い描く幸せを得ようと死に物狂いになってはいないでしょうか。そして何とかしてそれを手に入れたと思っても、やはり本当の幸せは得られないままでいる。それが私たちの姿ではないかと思わされます。

 それでは一体どうすれば真に満ちたりた心を持つことができるのでしょうか。聖書は、神様を信頼し神様にすべてを委ねるように、と私たちを教えています。私たちが神様を本当に信頼してすべてを委ねるとき、その時私たちは満ち足りて生きる、本当に幸せな歩みをすることができる、と聖書は言うのです(イザヤ書 30章15節、詩篇 55篇22節、1ペテロ 5章6-7節、1テモテ 6章6節参照)。

 神様を信頼するなら神様は必ずあなたを幸せにしてくださいます。あなたも神様を信頼し神様にすべてを委ねてみませんか。

    (PBA制作「世の光」2011.11.22放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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