2024/11/28 放送
「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週は、旧約聖書イザヤ書の53章から58章の各章からお話ししています。
今日はイザヤ書56章からお話しします。
まず、イザヤ書が書かれた(※内容の)時代が実際にどんなであったか、お話しします。
古代イスラエル王国が南北に分裂し、北のイスラエル王国はアッシリアという国に滅ぼされてしまいます。そのアッシリアは、南のユダ王国にも侵略してきました。その時、ユダ王国は何とか滅びずに済みましたが、その後バビロンという国がユダ王国を滅ぼし、人々をバビロンに連れて行ってしまったのです。
そのような時代(※がやがて来ることを警告して)にイザヤ書は書かれました。
この王国の滅亡は、ユダ王国に対する神による裁きでした。
この神の裁きの本当の目的は、人々に自分の罪を認めさせ、神に立ち返らせることでした。
神は人を救おうとされているのです。
イザヤ書では、神の厳しい裁きの宣告が語られるとともに、素晴らしい神の救いのご計画が預言されています。
今日は、イザヤ書56章で語られている神の素晴らしい救いのご計画についてお話しします。
56章7節で神は、ユダヤ人以外の「異国の民」すなわち外国人についてこのように語っておられます。
「わたしの聖なる山に来させて、わたしの祈りの家で彼らを楽しませる。
彼らの全焼のささげ物やいけにえは、わたしの祭壇の上で受け入れられる。
なぜならわたしの家は、あらゆる民の祈りの家と呼ばれるからだ。」
つまり、神はユダヤ人だけでなく、異国の民すなわちユダヤ人以外の外国人をも救うと約束されているのです。
イザヤ書の時代は国と国が争っている時代でした。そんな時代に神はすべての人を救うご計画を語っておられたのです。
そして神は、イエス・キリストが十字架で死にそして復活してくださったことによってその救いのご計画を成し遂げられたのです。
争いが絶えない今の時代にもイエス・キリストの十字架と復活は私たちの救いです。
( PBA制作「世の光」 2024.11.28放送でのお話しより )
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