花の四日市スワマエ商店街

四日市諏訪商店街振興組合専務理事の横道ブログ

宇宙人東京に現わる!

2015-02-22 | わたくしごと、つまり個人的なこと

映画“宇宙人東京に現わる”は昭和31年1月に公開された大映映画です。封切りが昭和31年ということは、小学校1年生の時です。おそらく両親のどちらかに連れられて土曜日の夜出かけたはずです。

誰も居なくなったビル。斜めに歪んだ廊下を伝って外に出ると、空には巨大な惑星が真っ赤に燃えて近づいている、そんな風景が記憶に残っていました。

今回、大映特撮シリーズとしてDVDが発売されていたので、思わず買い求めました。強く印象に残った場面だけが記憶にあったのでしょう。観ると記憶の風景は何処にもありませんでした。惑星が近づき東京に人がいなくなるところはあっていましたが・・・

岡本太郎氏によるデザインのパイラ星人は、地球の核による暴走を止めるためにやってきた宇宙人で、実は味方でした。理詰めで考えると不合理なことが多く、東京から脱出しても近づく惑星から逃れることは出来ないはずです。

 それよりなにより、当時の風景がリアルタイムで映されていました。物干しに染めた着物が並ぶ風景は、広重の名所江戸百景の一場面のようです。

 

コメント
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