昨夜、鳩山内閣が、「脱官僚依存」の基本方針を掲げ、発足した。
新しい時代の始まりとなるのか、新たな混乱時代に突入するのか、期待を抱きつつも、冷静に見詰めて行きたい。
昨夜は鳩山新総理の記者会見をはじめ、格閣僚の記者会見が行われた。
とかくリベラル傾向の強いと思われる内閣だけに、「国旗」に対する態度について注視しながら会見を見ていた。
総理大臣の記者会見と、閣僚の会見は、どうやら場所が違っていたらしく、「国旗」の掲げられている場所が違っていた。
まず最初の閣僚名簿の発表は、平野官房長官によって行われた。
国旗は向かって右側に立てられていたが、官房長官は頭を下げることなく、登壇した。
「労働組合出身の大臣では、国家は無視なんだな」 私の皮肉な感想だった。
同時に、この内閣は国旗を眼中に置いていないらしいぞ」 と、私はがっかりした。
総理大臣の記者会見は、場所が異なっていたらしく、国旗は向かって左手に立てられていた。
登壇する際、鳩山総理は、国旗に深く頭を下げた。
「さすがに総理大臣は、国旗への敬意を表してくれた」 と、多少の安堵感が湧いた。
しばらくしてから、各閣僚の記者会見が始まった。
最初の登壇は、閣僚名簿を発表した官房長官。今度は、国旗に頭を下げて登壇した。
誰かに注意を受けたのだろうか。
次の登壇は菅副総理・大臣だが、予想通り、国旗には敬意を表しない。彼は「国民」よりも「市民」を大切にするタイプだ。
そのような見方で、全閣僚の記者会見に注視した。お陰で今朝は寝不足だ。
17人の新閣僚が登壇したが、国旗に頭を下げた閣僚は、5人だった。
原口総務大臣、川端文部科学大臣、前原国土交通大臣、中井国家公安委員長、平野官房長官。
特に、前原大臣と中井大臣は、登壇と降壇の両方で、国旗に頭を下げていた。
そのほかの大臣は、国旗を一顧だにせず、ずかずかと登壇し、国旗を見返りもせずに降壇していた。
国を愛すればこそ、国旗を尊重することになるはずだ。
法務大臣や防衛大臣にも、是非とも敬意をして欲しかった。
熊本県の民主党大会で、「日の丸」を切り裂いて「民主党旗」を作った民主党だったので、昨夜は特に興味があった。
17閣僚中、国旗に頭を下げた閣僚は5人で、あとの12人は一顧だにしなかったのだ。
以上が、新大臣の国旗に対する姿勢の一端だった。
鳩山新内閣の「国家観」を知る一例かもしれない。
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