一昨日、民主党、社民党、国民新党による連立政権の協議が成立した。
鳩山政権は、福島瑞穂氏と亀井静香氏を閣僚として、発足することになるのだろう。
国民のための政権運営を期待してやまない。
「敗けっぷりよく!」と言いながら戦った自民党は、予想以上に敗けたが、まだまだ足元が覚束ない。
とても「敗けっぷり」がよかったとは思えない。
選挙中、伝統的な保守党としての主張は、あまり見えなかった。懸命に民主党の「ネガティブキャンペーン」をしていた。見苦しかったとすら言えよう。
「敗けっぷり」のよさを考えるなら、自民党結党以来の目標を掲げた上で、当面の諸施策を述べるべきであった。
特に、あるべき国家像や防衛問題について、堂々と主張すべきであったように思う。
敗けたあとの終戦処理もお粗末だ。「首班指名に誰を書こうか」などという議論を、幾日もかけてやっている。
これでは「再生論議」は覚束ない。
まだ虚脱状態なのだろうか。
自民党が政権を奪取すべきかどうかは、これからの国民の選択だ。
今の自民党では、民主党政権のチェック機能すらも期待できず、ましてや、政権運営を委ねる気にはならない。
健全野党としての自民党の再建を、大いに期待している。保守であれリベラルであれ、一党の独裁的な存在は好ましくない。
そのためには、野次馬的な言い方だが、「年寄りの引退」から始めたほうがいい。
比例区での復活当選は、リーダーたるべき候補者が採る道ではなかった。
「敗けっぷり」の良さの中に、それが入っているように思う。
暴論だろうか?
別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。
ご覧いただけると嬉しいです。
→ こちら