新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

敗けっぷり

2009年09月11日 07時11分45秒 | コラム・エッセー

 一昨日、民主党、社民党、国民新党による連立政権の協議が成立した。

 鳩山政権は、福島瑞穂氏と亀井静香氏を閣僚として、発足することになるのだろう。

 国民のための政権運営を期待してやまない。

「敗けっぷりよく!」と言いながら戦った自民党は、予想以上に敗けたが、まだまだ足元が覚束ない。

 とても「敗けっぷり」がよかったとは思えない。

 選挙中、伝統的な保守党としての主張は、あまり見えなかった。懸命に民主党の「ネガティブキャンペーン」をしていた。見苦しかったとすら言えよう。

「敗けっぷり」のよさを考えるなら、自民党結党以来の目標を掲げた上で、当面の諸施策を述べるべきであった。

 特に、あるべき国家像や防衛問題について、堂々と主張すべきであったように思う。 

 敗けたあとの終戦処理もお粗末だ。「首班指名に誰を書こうか」などという議論を、幾日もかけてやっている。

 これでは「再生論議」は覚束ない。

 まだ虚脱状態なのだろうか。

 自民党が政権を奪取すべきかどうかは、これからの国民の選択だ。

 今の自民党では、民主党政権のチェック機能すらも期待できず、ましてや、政権運営を委ねる気にはならない。

 健全野党としての自民党の再建を、大いに期待している。保守であれリベラルであれ、一党の独裁的な存在は好ましくない。

 そのためには、野次馬的な言い方だが、「年寄りの引退」から始めたほうがいい。

 比例区での復活当選は、リーダーたるべき候補者が採る道ではなかった。

「敗けっぷり」の良さの中に、それが入っているように思う。 

 暴論だろうか?

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。

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コメント (10)
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