一昨日、奥日光へ行った。
昨日の当ブログで報告したが、今日は完結篇としたい。
金精峠を越えて、菅沼と丸沼まで足を延ばした。
上の写真は菅沼である。
沼は静かな表情で、山容を映していた。
山はまだ、秋色に粧っていない。水面が多少の黄色を示しているに過ぎなかった。
むしろ湯の湖のほとりのほうが、秋色の樹木が多かった。
下の写真は、湯の湖畔のナナカマドである。赤い実がびっしりとついていて、見事だった。
葉っぱも色づき始めていた。
葉が燃えるように染まり、やがて散り、赤い実だけが残る。今はまだそこまで行っていない。
やっと葉が色づき始めたばかりだ。
葉っぱの薄い紅と実の真紅が競い合って、今はとにかく賑やかな感じだ。
「おにいさん、寄ってらっしゃいな」、と、声をかけられそうだ。
やっぱり、私の考えること、およそ品格に欠ける。
雨に濡れながら、竜頭の滝の側道を歩いた。
若い女性が二人、コンパクトカメラで、お互いを撮りあっていた。
「撮りましょうか?」 お人好しの私は、傘も差さずに声をかけた。
「ありがとうございます!」 二人の女性は、大きな声で叫んだ。声かけを待っていたらしい。
二人はピースポーズで写真に納まった。小さな親切、余計なお世話だったかな?
下の写真は、側道から撮った竜頭の滝の上流附近。
紅葉を主題として撮ったので、流れは十分に確認できない。
(これは言い訳に過ぎません。クリックすると、大きくなります)
私は雨が大の苦手。早々に引き上げることにした。
それにしても、得るところの多い一日であった。
往復の400キロ。中味があった。まあ、これは自画自賛である。
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