新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

安倍首相に期待

2007年08月21日 07時00分00秒 | 政治・経済

 安倍首相は、8月27日に内閣改造を行うそうだ。「安倍晋三の正念場」と言われているが、とんでもない話。今や日本の正念場なのだ。

 安倍さんが内閣改造に失敗しても、元首相としてひっそり余生を過ごすだけかもしれないが、日本国は大きな混乱時代を迎えることになるのだ。

 彼に代わるべき人物、自民党に代わるべき政党が、見渡しても見当たらない。代わるべき人物はいるかもしれないが、小沢民主党は、ここぞとばかり、反日的妄動を繰り返すに違いない。
 そのことによって失われるものは、あまりにも大きく計りしれない。

 小沢民主党は、政局を巻き起こし、政界再編成を狙っている。小沢一郎と言えども、今の民主党で政権運営ができるとは思っていない。自民党を巻き込んだガラガラポンで、小沢新党を作る魂胆だ。

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 小沢一郎に「信」が置けない。彼は古い自民党の正統的後継者だ。田中角栄に師事し、次いで竹下登の大番頭をつとめた。後ろ盾には、いつも金丸信がいた。
 どんなにきれい事を言っても、国民は見ていて知っている。
 そのことは諸外国も先刻承知のはずだ。
 事務所経費で莫大な不動産を取得していたことも、見過ごしていいことではあるまい。彼が首相になれば、マスコミはどんどん突っ込むはずだ。
 もっとも、小沢一郎も承知だろうから、自分はキングメーカーを決め込むに違いない。


 国際社会における日本の立ち方についても、疑問がある。彼はいつでも、国連主義を主張する。しかし今の国連は、信頼に足る「真の中立性」を持っているのだろうか。そんなことは絶対にありえない。自国の利害を考えず、「真の中立性」で行動する国があるわけがない。自国の立場を貫く便法として、都合を見ながら使うのが、国連なのだ。
 小沢一郎とて、十分に承知の上で、「国連、国連」と連呼しているのだろうが、現段階において、「テロ特措法」延長に反対しているのだから、危ういことこの上ない。国際政治をすら政局に使うつもりなのだ。

 人気取り政策が多すぎる。農業対策などはその典型だ。収入不足を国が補填するのでは、社会主義経済ではないか。国の財政は更に悪化する。
 しかしこれも彼の本意ではなく、選挙対策のように思えるから、後々が危なっかしい。

「選挙の神様」のように言われていることも、危うさの一つだ。選挙のためには悪魔とでも手を組みそうだ。「年金問題」の元凶の一つとも言われている「自治労」幹部を、比例区の上位に置いて恥じるところはない。

 つまり、安倍さんがふらつくと、政情混乱を巻き起こし、内政、外交ともに、大きく躓くことになる。だからこそ、安倍さんの頑張りが必要なのだ。

 ぜひ改めてほしいことが二つ。
 一つ目は、二代目や三代目を重く用いないこと。実は安倍さんもそうなのだが、二代目や三代目は世間を知らない。政治は帝王学では学べない。とくに幹事長や官房長官などには、反対意見を述べられる気骨の野人を配置したらどうか。

 地方の実情に通暁している人物もほしい。都市は特殊だ。普通の地方がいかに疲弊しているかを、身体で受け止めている人物を用いたいものだ。

 国家観や歴史観は、国と根幹を形作る。国のリーダーとしてはもっとも大事な要素の一つだ。
 他人の悲しみや苦しみを、身体で感じとれる感性も同じように大切だ。
 そして、それらを敏感に感じ取ったら、果敢に行動することだ。熟れた実が木から落ちるのを待ってていては、人心は移る。

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心配性の話

2007年08月20日 08時00分00秒 | 身辺雑記

Simg_0166t 今は健康ブームだ。
 テレビや書籍では、健康に関するものが溢れている。
 まるで、健康が生命より大切な雰囲気だ。

 私は、若いころから病気がちだったし、両親が癌だったこともあって、「病気」「癌」の言葉には、怯えて暮らしていた。そして、人一倍健康に憧れていた。

 しかし、その割りには、無理を承知で無理をし、病魔に冒されたことが、幾度もあった。つまり、病気を恐れているくせに、病気を呼び込むような無理をしたのだ。遊興に耽っていたわけではないので、念のため。(多少は耽った?)


 このごろの健康ブームは、「健康病」とも言えそうだ。無農薬野菜、洗剤、栄養のバランスやらサプリメント。
 テレビ番組では「捏造」まで現れた。脅迫観念をすら抱きかねない。

 そんな中で、不二家やミートホープ問題が発覚した。耳新しいところでは「白い恋人」問題が起きた。
 中国の食品衛生問題も環境汚染問題とも併せ、オリンピック開催に向けて、いろいろ取り沙汰されていくに違いない。

 私は「心配性」なので、必要以上に気を使ってしまう。それでいて、一貫性がないのだから、傍で見ればメチャクチャな行動に見える。いや自分でも、おかしいなあ、と気づいたりする。
 食事を控えたり、睡眠時間に気を使っていたかと思うと、二日酔いになるほど大酒を飲むのだから、呆れた話なのだ。
 しかしこのごろは、大酒からは卒業したようだ。もう飲めなくなった。

「心配性」は健康的な性分ではない。どこかがちょっとおかしいと、悪いほうに気を廻して、ドンドン落ち込んでいく。際限がないのだ。
 だから私は、先回りをして、病院へいくことにしている。どうせ医師の話を聞くまでは、ウジウジと憂うつな幾日かを過ごすことになるのだ。本物の病気になりかねない。

 こんな高齢者が多ければ、医療費はたまったものではない。自己責任論がでて当然なのだろう。

 90歳や100歳まで生きたいと思っているわけではない。そこそこの歳まで生きればいい。ただ、周囲に迷惑をかけたくない。
 
 私の健康願望は、決して長生き願望ではなく、死に際にこだわりがあるだけなのである。とのかく、迷惑極小死がいい。

 写真は、隣家の庭先に咲いているノウゼンカズラ(凌霄花)。つる性の落葉樹で、他の木によじ登って咲いている。勢いのいい咲き方。俳句では、夏の季語。

  夕焼や杉の梢の凌霄花(のうぜんか)   村上 鬼城

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信念でズバッ!

2007年08月19日 10時44分01秒 | 国際・政治

Simg_0135t  久しぶりに朝のウオーキング。カメラを肩にぶら下げ、言わば、「撮歩」ってヤツ。

 今になれば外は暑そうだが、朝の内は日照りもなく、ひどい汗でもなかった。シャワーを浴びて朝食。くつろいだ気分になっている。

 テレビでは北朝鮮の核問題を論じていた。

 今朝のウオーキングは、いつもの半分程度のエリアだったので、撮影対象の花も少なかった。

 南瓜の花は、咲く期間が長い。咲いて実をつけ、実を育てながら新しい花を咲かせている。手を入れずに咲かせていると、末のほうの実は、育ちきれないで秋を迎える。

 濃い緑の大きな葉っぱが重なり合っている。小さな棘のある葉っぱの陰で、黄色い花が、精一杯自己主張。隣の花は遠いので、共同戦線も張れない。
 でも、立派だねえ。

 北朝鮮は水害で大変なようだ。南北首脳会談が延びたのは、水害が理由らしい。

 テレビで、北朝鮮の核問題が論じられていた。
 六カ国協議で、北朝鮮の「核の無力化」について協議しており、一応北側も、ハードルを高くしながらも応じている。論者の一人は、「北は濃縮ウランを密かに進めているので、プルトニウム型は捨ててもいいと思っているのではないか」と言っていた。

 北朝鮮のウラン埋蔵量は、世界第二位なのだそうだ。ほかの書き物でも論じられていたので、ほぼ事実に近いのかもしれない。

 核兵器の実用化に当たっては、「輸送可能な小型化」と、「ミサイルの長距離化と着弾精度」が問題となる。
 
 北朝鮮が考える攻撃相手は、日本しか考えられず、「ノドン」は完成しているので、もう準備が整いつつあるということなのだろう。
「平和は絶対善」を説いても納得する北朝鮮ではあるまい。また、密かに応援している国があっても不思議はない。危険度が高まれば、米軍が引き揚げることだってありうる。
 日本は今、ノー天気な議論をしている段階ではないはずだ。

「テロ特措法」反対や防衛省の人事問題など、タイミングと方向性が狂っていませんでしょうかねえ。

 8月27日の内閣改造に、すべてがかかっている。
 先輩や識者の意見は傾聴しつつ振り回されることなく、果断におこなってほしい。
 その時は是非、東京住まい二代目議員や三代目議員は、積極的に外したほうがいい。

 安倍首相が三代目の東京生まれなので、すでに地方感覚もなく、庶民感覚もないはずです。これは安倍さんのせいではない。そんな人を選んだ選挙民の責任であり、自民党員の責任です。
 しかしこの期に及んで、そんなことを言い立ててもはじまらない。しっかりした国家像や歴史観を持っている安倍さんでも、ないモノが多い。
 弱い庶民の感覚が、本当にお分かりですか。
 地方の苦しみを、本当にお分かりですか。
 安倍さんは自分の欠点を弁えたうえで、自分にないモノを持った有為な人材を、周囲に
配置したほうがいい。老若男女さまざまがいい。
 その上で、安倍信念を、ズバッ!と押し出して下さい。

 北朝鮮をはじめ周辺国は、弱くて無定見な日本を狙っている。
 今こそ断固たる信念と行動で、中央突破をしてください。
 この時期の右顧左眄は、国を滅ぼします。 

 
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チッチャな怪獣のご帰還

2007年08月18日 05時50分03秒 | 身辺雑記

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 今日の午前、チッチャな怪獣(孫娘)を送っていった。わが家での滞在は、一週間余り。
 お盆が終わり、送り火を焚き、仏壇にも元の静かさが戻った。孫娘の亡き母親が、黄泉の世界へ戻っていった。

 父親の夏休みも、もう終わりだ。一足早く、昨日、父親は帰っていった。

 いつものことだが、この一週間、私たち老夫婦にとって、この上なく楽しい時間だった。もちろん怪獣なので、エネルギッシュな行動で私たちはてんてこ舞いをさせられた。しかし、充実感ある時間だった。

 これから孫を送っていく。
 淋しいなあ。

 
 今日は思いの外涼しい一日だった。
 怪獣を送り届けて戻ってきたところ。

 朝鮮半島の南北首脳会談が延期となった。北朝鮮の大雨被害が延期の理由らしいが、本当のところは分からない。
 六カ国協議は、北朝鮮の見返り要求が大きく、進展が遅いようだ。
 こんなことの連続で、その内、北朝鮮は核保有国になるのではないか。

「北」の核に恐怖を感じているのは日本だ。その日本は、「核」と「拉致」の二本柱を、援助の条件として、今のところ緩んでいないようだ。
 なまじの妥協は、相手に誤解を与えることとなる。
 さしむき、日本の妥協は考えられない。
 

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不作為の日本

2007年08月17日 18時04分08秒 | 国際・政治

 鈴木宗男衆議院議員と佐藤優外務事務官による対談形式の著書「反省」を読んだ。
 

 序文で佐藤氏は、「国民に対する説明責任を果たさないで、本当にすみませんでした。深く反省しています」と書いている。
 

 また鈴木議員も、「過去に私たちが、外務官僚の大きな逸脱を黙認し、社会にとって守るべきでない人や組織を守りすぎてしまったことも、皆さまににお詫びしなければならない」と書いている。

 
 鈴木宗男事件は、田中真紀子元外務大臣の非常識な行動や去就とも絡んで、世間の耳目を集めた。

 

 その後佐藤氏は、鈴木氏を陥れるために図られた「国策捜査」のため、身に覚えのない事件をデッチ上げられたと主張。現在上告中。
 

 両氏の対談では、外務省および外務官僚の能力低下、不作為、自己保身等の構造悪を指弾している。


 今さらそのようなことを言い立てるまでもなく、太平洋戦争勃発時のアメリカ大使館員の意識欠如や不作為の例もあるとおり、日本の官僚機構における不作為や自己保身については、イヤになるほど
見せつけられてきた。
 両氏もそのような構造の一員として、ドップリ漬かっていたのではなかったのかと言いたい。いまごろきれい事を言ってほしくない。


「私は知りませんでした」ならまだ救いはある。しかし、「知っていながら見過ごした」と言っているのだから、両氏を含めた政治家や官僚機構に国の行く末を委ねている国民にとって、こんな悲劇はあるまい。そんな連中に、税金や政治献金が使われていたのだ。

 
 しかも最も重大な問題は、そのような明け暮れの内に、国益を著しく毀損したのだ。「反省します」ですむ話ではあるまい。


 もちろん、我が身の名誉をかえりみずに明らかにしたとなれば、勇気ある行動とも言えるのだろうが、「被告人としての法廷闘争」と解されなくもない。

 
 外務省の機密事項を共産党にリークし、国会質問をさせたことが事実だとすれば、組織の解体的改革をしなければ、今後もまた同様な事態を引き起こしかねない。これでは国賊を飼っているようなものだ。


 そうは言っても、佐藤氏は、異能の人とは言え中間管理職である。組織に対して何処まで影響力を行使できたかは疑問だ。
 問題は鈴木議員だ。「見過ごした」ですむ話ではない。選んだ選挙民にも責任の一端はあるのだろうが、ほとんどは選良たる議員の責任だ。
 外務省の腐敗の実態を知らなかったのであれば、「不明」を問われるし、知っていて見過ごしたのであれば、「背任」に近い。

 
もともと北方領土問題は難しい。なにしろ相手はロシアだ。一朝一夕に進まない。しかし、断固たる国民の統一的意思を示さなければ、国の誇りも実益も失われる。
 彼らの行動や不作為は、そこを大きく損ねたのではなかろうか。

 
 とにかく外務官僚の鼻持ちならないエリート意識と、閨閥を含めた一家意識は、国を危うくする。


 
 北朝鮮X氏と田中均氏の経緯も、田中氏の独断ではなかったにしても、自信過剰のエリート意識が見え隠れする。「オレがやらなければ……」という気概に基づいた行動だったとしても、後々の言い訳がうっとうしい。


 鈴木議員や佐藤氏についても、このような形でしか告発はできなかったのだろうか。日本外交のお粗末な実態が、これが実態だとすれば、外国の思うつぼだ。
「私たち二人がいれば、ロシア警備隊の射殺や拿捕はなかった」と、二人は言っている。外交や国防は、個人レベルの対応で終始していてはならない。そこに利権がなかったにしても、国対国のシステマテイックな対応に早々にレベルアップを図っておくべきだ。

 
安倍内閣による公務員改革が進められようとしている。天下り禁止に主眼を置いているようだが、あれでは天下りは改善されない。言い訳のシステムを作ったようなものだ。
 しかしそれはさておき、官僚機構の見直しを図る意図については、是としたい。このままでは、官僚が栄えて国が滅びる。


「反省」を読んで、つくづく日本の将来に不安を感じた。
 

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