新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

遅すぎた処分

2007年08月25日 20時17分19秒 | 社会・世相

 8月24日、社保庁村瀬長官と厚労省辻事務次官の更迭人事が、やっと発表された。


 社保庁と厚労省は、多額の厚生年金と国民年金を流用し、グリーンピアなどの建設をはじめ、数々の無駄遣いをしていたにもかかわらず、責任問題を問われることはなかった。社保庁長官を民間出身者としただけで、歴代長官の責任は一切不問とし、厚労省幹部の責任追及もなかった。
 その上、年金記録漏れの問題が発覚し、社会不安を惹起せしめたこともあり、この度の人事は遅きに失したとしか思えない。

 
 これは厚労省や社保庁のみの問題ではなく、機敏に対処しなかった歴代首相の責任も、当然問われてしかるべきだ。
 あまりにもひどすぎて、国民は声もでなかった。

 
そのくせ、閣僚をはじめ国会議員の年金未納を暴き立て、国会を混乱させることまでしてのけた。
 責任問題がでないほど、政府も弱い尻を持っていたということだったのだろうか。

 
 村瀬長官は、はじめての民間出身者として期待され、苦労も多かったと思うが、ついには役人の渦に取り込まれ、統制力を発揮することができなかった。

 
 年金記録漏れ問題は、労働組合もからむ職員全体の腐敗体質よるものだった。にもかかわらず、民主党は、自治労幹部を比例区候補者に据え、トップ当選をさせた。
 民主党の奇怪な本質を知った思いである。
 数は力の論理だけか。
 それとも、やはり、労組頼みの政党なのだろうか。

 
 取りあえず、トップの更迭は発令された。引き続きの人事を行い、社保庁や厚労省の解体的な改革を望みたい。

 

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コメント
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