新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

終戦記念日

2007年08月15日 16時02分00秒 | 身辺雑記

 今日は終戦記念日だ。月遅れのお盆でもあり、感慨深い一日であった。

 妹夫婦とともに茨城県北部の実家へ。両親の墓参。わが家には3歳直前の孫がきているので、私ひとりが同道した。車の運転は、妹のダンナ。
 柏インターから常磐道で、北茨城インターへ。

 8月15日はUターンラッシュだとテレビで報じていたが、ラッシュどころか、いつもより空いていて、ラクラクの走行だった。

 実家へ到着は10時半。

 久しぶりに弟の様子を見てビックリ。顔はやつれおり、咳き込んだりしていて元気がなかった。心なしか、声にも張りがない
 夏風邪を引いているらしい。親戚の新盆参りが幾つかあったので、疲れもあったのかもしれない。

 この時期に兄弟が集まれば、おのずと話題は、戦争末期から戦後の混乱時代に集中する。亡き両親の苦労ぶりを目の当たりにしていたので、つい、目頭が熱くなったりする。
 大変な時代であった。戦争は絶対に避けなければならない。子供や孫たちに、このことをしっかりと語り継いでいきたい。
 戦争を避け、地球平和を希求し続けることに、労を惜しんではならない。

 しかしながら、「そのためには憲法9条の護持こそ肝要!」、と叫んでいるだけでは、誇りある平和を得ることはできない。自らの血と汗で、自らの生命と財産を守る気概がなくて、共存共栄の一員に加われないのではないか。

 先の大戦で敗北を喫して以来、我が国の外交には毅然とした主張が失われてしまった。拉致問題の対応では、主張の一端を見せてはいたが、今やすでに風化しつつあるようだ。

 領土問題はどうなっているのか。
 北方領土問題は前進の兆しさえなく、漁船の銃撃・殺人・拿捕が行われ、ロシアからの説明も不十分だ。こんな独立国ってあるもんか。非は非、是は是の論議があって叱るべきだ。
 竹島問題も然り。実効支配をされながら、韓国側からの一方的ないぎたない批判や罵りを受けていて、毅然とした論理的反論もできていない。
 尖閣諸島のエネルギー開発問題もラチが明かない。中国が実効的にドンドン進めている。話し合いのテーブルすらできていない様子だ。
 外交の敗北主義、あるいは単なる亡国的不作為。

「テロ特措法」が11月に期限切れとなる。参院選で勝利を収めた民主党は、すでに高々と反対を表明している。どこまで本気で言っているのか知らないが、今のところ、小沢党首の鼻息は荒い。
 55年体制時代の社会党そっくりだ。しかも、古い自民党の悪いDNAをそっくり受け継いでいる。これでは国益の前に政局ありてだ。

 靖国神社の参拝もできない閣僚たち。隣国はほくそ笑んでいるに違いない。

 真の平和国家を作るには、周囲の剣幕に怯えおののき、卑屈に従属することではなしえない。自国の力で自国を防衛する気概が必要だ。その上で、緊密な同盟関係を築くのでなければ、真の同盟たりえない。
 集団的自衛権は論議するまでもない。保有している権利を行使せずして、同盟はありえない。

 しばし歓談して後、帰途についた。
 途中で渋滞があったが、追突事故が2件だった。心ないスピードの出し過ぎかよそ見運転だったのだろう。
 しかし思いの外順調に帰宅できた。
 妹夫婦に感謝。

 家ではすいとんが準備されていた。これも、戦中戦後の思い出の食事だ。昔はこれほど美味ではなかった。

 

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