農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

農業の技術論的なことに拘ってきたが少し観点を変えたい

2017-01-27 10:15:34 | 日本不耕起栽培普及会

元々の観点は岩澤信夫さんの不耕起栽培の考えに沿って発想を組み立ててきたが、従来の農業技術と農家の発展という枠組みがあった。しかし岩澤さんの発想から発展して2つの面白い方向が生まれてそれぞれ歩みを確かなものにしている。農的な生活を育てたものであるが、1つは神崎の岩澤さんの地元から岩澤塾を修了した斉藤正貴さんの開く3坪から始める都市型の塾で、簡単に始められるということでJR沿線の交通の便利な放棄田で農家から見捨てられて地代を必要としない土地を借りてドクターの称号をもつ斉藤さんが都市の農家でない家族に呼びかけ5,6年の間に300名の親子を動員して水田づくりに参加させている。もう1人の岩澤塾の会員は岩澤さんがなくなれれた2012年若い夫婦で秋田の農家の後継者ではあったが、同じ秋田県の工藤誠幸さんのサポートを受けて塾を2013年から始めて4年が経過しているが、斉藤さんの都市型に対し農村がたであるが、今では従来の農家のスタイルを変えて体験型の塾としてコメに拘らないで無農薬・無化学肥料で子供たちが安全に遊べる、作業にも参加できる場として農地や周辺環境を整え、たそがえ農育園として3年目で現在は20組50名となり、米の自給体験を基本に「さなぶり」「しめ縄づくり」「手前味噌づくり」「餅つき」さらに豆味噌クラス、「手仕事クラス」などと活動の幅を広げている。いづれの場合もベースにあるのは子供の参加である。子育て中の親子がいかに自然とかかわりを持って生活できるを考えたとき安全な自然を提供できるのは不耕起栽培の水田であり、機械の利用は最小限にした農薬も化学肥料も使わないこの技術である。

 


ゆっくり成長したあまいねぎ

2017-01-21 11:30:22 | 日本不耕起栽培普及会

ねぎたかがたかがねぎということですが、学生の頃館山の先に和田町というところがあり、農家の安田さんで農家の研修を1週間ほど行ったさい、主人がねぎに味噌をつけて酒の肴とした。栃木のかんぴょうの産地ではかんぴょうの間にねぎをうえる。連作を可能にしていた。暮れにテレビで深谷のねぎで白い部分ではなく青い上の葉でとろろとしたエキスがウイルスなどの病気を抑えることが分かってきたという。特に冬の寒いこの時期に手短に手に入るねぎ風邪予防には最適だとおもいます。ただ普通のさいばいでは農薬の散布が多いようですから気をつけたい、今回の写真のねぎは旭で私の教え子が作るボカシ肥と酵素のエキスで栽培したゆっくりなねぎです。安心できる甘いねぎである。


香取藤崎すいでんにコハクチョウ飛来

2017-01-21 10:55:01 | 日本不耕起栽培普及会

暗くなって40羽程度が寝泊りしているというコハクチョウ、昼間の時間帯でなかなか撮影できなかったが、1月19日1家族ではあるが遠目に確認できた。手前の水田はF-1、F-2の水田で冬期湛水状態である。コハクチョウはいつも寝泊りしている隣のF-3水田で泳いでいた。

最近の藤崎さんは種まき準備の前でゆとりのある時期、親戚のサツマイモ農家のはねだしのサツマイモのベニアズマをいただいてきて干し芋づくりに取り組み今年は商品化できないかと袋やラベルまで準備していた。岩澤信夫さんの勧める新しい商品への挑戦する実践家としていまだ健在である。

   


小麦のその後

2017-01-19 11:28:17 | 日本不耕起栽培普及会

佐倉の高浜宅の地は霜がおり土は固まっていた。11月の早々2週に分けて播種したが1回目は密植に播いたので肥料不足の気味で、むしろ2回目の方が元気に育っている。細かく抜いて確認すると葉の数は6葉期にはいっている。写真で撮影したがカメラの扱いが悪く失敗した。最近機械の扱いにミスがあってやりたいことが次第にできなくなっている。今回の1枚目は右端が1回目の小麦、左のが2回目の小麦である。2枚目は育苗箱を載せて麦を移植で育てようと大豆の緑化法で播いた大麦と先の写真が小麦である。実験的に始めた仕事であるがそのとうりにはすすまない。11月早めな冬がやって来たので期待どうりにはいかなかった。それでもこの後、光合成細菌や愛媛AIで肥料切れしないように育てていきたい。

 


住まいは木造が良い

2017-01-09 10:05:12 | 日本不耕起栽培普及会

太平洋側の関東地方では夏暑くて、冬は乾燥もし寒いという特徴があり6月から7月は梅雨があって湿度が高い。高校の教員時代コンクリートの建物で梅雨の時期から湿度の高い時期廊下は水浸しになる。作りが悪かったので大雨の時も廊下が年2,3回は水がたまった。その点昔の土壁のある木造住宅はンなことはない。そして南北の風通りが良い状態にすれば夏は涼しく冬暖かな住宅が可能でクーラーはいらないし冬にもわずかな暖房で}過ごすことができる。人間は本来環境に適応すべきであるから暑さ寒さに馴らし小さい時からその地域の自然を受け入れるべきである。人工的な常温20度とかに設定してエネルギーを使合う仕組みは、いざ肝心な油が無くなった時生きられなくなる。

今年は19年に1度の酉年ということで陰暦では5月が閏年と2度ある。前回1998年で東北は冷害の経験している。今は暖かな天候を送っているが春先の天気を予想できない。私たちは低温育苗の成苗づくりを基本としているが早い時期からの苗づくりがもとめられている。