農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

例年この時期寒いが、ボカシ肥を作るのにはハウス温度が高く管理しやすいので約40日かけて作る

2023-02-08 09:04:37 | 日本不耕起栽培普及会
水田用の苗づくりの時、従来は化学肥料入りの培土を使うのが普通であったが、何とか無肥料の覆土をベースにボカシとか液肥で比較検討してきた。1昨年前から自作のボカシを使った肥料でやってみて、なんとかできたので一部を残しておおかたはボカシに切り替える。ボカシは愛媛AIをベースに自己流だが個々に麴菌、乳酸菌、酵母菌、納豆菌、土着菌の5種類をそれぞれ小箱に入れて米ぬかで発酵させ40℃前後になったら大山を作り米ぬか、菜種粕、骨粉、大豆くず,コメの屑などをそろえて切り返しをおこなう。昨年はすぐ40℃とかに維持できたが今年はハウス温度が寒いせいか上がらず20℃から25℃で推移している。糖蜜とかコーンスターチ(情熱物語)などの量が少なかったり、あるいは大豆とかコメの屑に給水が足らなかったりかもしれない。また菌を入れる時の順番で麴菌は最初に入れるべきだったかもしれない。それでも昨日は多古で37,38℃まで上がってきたとの多古での報告がきている。初めてすでに1か月が過ぎている。多古で今年は初めているが、佐倉でも多古から2袋分佐倉に運び同じように初めている。