農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

へそ曲がりの大豆の播種季節となる

2018-06-24 10:42:39 | 日本不耕起栽培普及会

大豆の播種、へそ曲がり法も随分と簡略化している。まず実験的に6月14日播種し、2回目は6月17日に播いた。この間の天気は予報では雨、曇りの続きでどうなることかとあんぜられたが、意に反して好天続きで6月21日の7日目には断根ができた。小粒と小糸在来、17日に播いたアゼクロも順調に発芽した。丹波黒は2日程度生育が遅れる。播種床の土にはイネの播種用の覆土を使っている。種としては前年の種を使えばカビははえない。保存はできれば冷蔵庫である。一つ昨年も失敗しているが古い3,4年前の丹波黒を冷蔵庫に入れてあるからと使ってみたが案の定2,3個を残しカビてしまった。この間ハウスの温度管理がまずく30度を超える日があったがその後の生育に影響がなければと心配はされる。小粒の苗は連結ポットに断根した苗を挿し木してみた。その時の土は植えだす畑の土を使っている。

 

畑への植えつけは昨日6月23日に直接挿し苗を植え付けるという方法を2,3年まえから採用している。案外梅雨の末期は予報と旧暦の天気の変動を正確に予想できるようになっているのであまり外れることはない。これはお天とう様しだいというが毎日空を眺め予報を見ていれば今の必要な作業を教えてくれる。挿し木の後はクンタンとモミガラ堆肥を苗の周りに散布しその周りに小麦の藁をかぶせる、ウサギの被害を緩和するためである。2週間後にはアゼ溝に油粕か米ぬかのボカシ肥を軽く散布する予定である。

  


太陽光でビニールを温め雑草を駆除する、

2018-06-11 14:21:02 | 日本不耕起栽培普及会
鳥井ジーは書きました。
雑誌現代農業4月号の掲載だと思うが、太陽光を使った、雑草の抑制法を参考に福田さんの荒地で試してみた。これは除草剤で草を枯らしたり、トラクターで定期的に絶やす方法も普通に行われている。いずれも生き物に優しくない方法である、従来から小麦の作付を行っているが今年の冬敷き草をやったりして冬の畑を観察していたらクモの存在をあらためてしらされた。年間を通して畑を観察していけば害虫との関係も見えてくる。大豆と根きり虫やコガネムシなどとの関係性も見えてくるものとおもわれる。河内の福田さんのスゲでいっぱいの雑草地でも4月12日ラチにスゲが伸びているまま上からビニールでマルチをし草が枯れるかどうかをためした。5月25日まではその効果はでなかった。6月10日やっと下の草がかれた。6月に入って日差しが一段と強くなってかれたのだろう。次にはサツマイモや大豆畑でも試してみよう。ただ心配ごとは畑に生息する生き物はどのようにすみわけさせるか、課題はまだ残されている、
 

ミドリマイを残しコシヒカリ、もち米などの田植えは終了

2018-06-06 10:47:46 | 日本不耕起栽培普及会
6月3日和田の元実験田の田植えを藤崎言行さんのご尽力で終了しました。福田さん桑山さんらの補植と5日の鳥井の補植で多古のミドリマイを残して終わりました。和田の塾は先週1名参加したいとの連絡があったが大学当時の生井先生の偲ぶ会企画があってミチューリン会の柳下登先生の参加もあるということで日程を9日にずらしてもらって参加してきた。
また昨日は昨年大豆の後作で小麦を栽培し収穫を控え午後昨年の小出さん夫妻にお願いし、バインダー持参で刈り取ってもらった。今年は大豆収穫後できるだけ畝を残して小麦を播いたり畑の不耕起を心掛けたせいかクモなどの生き物が観察できたことと、種を播いてから雑草がほとんど問題にならない程度でおどろいた。畑作の場合もトラクターやロータリーと機械があたりまえの時代ではあるが、土の中に生息する生き物のことを考えると鍬鎌の方法が大切な気がする。
香取の藤崎さん、郷さんの情報であるが、30aの無肥料、無農薬の水田で今年はジャンボタニシが絶滅、日本のタニシだけになり、コナギなどの雑草が増えてきた。そこで排水路周辺からジャンボタニシを探してきて入れている。入れればコナギなどの雑草の駆除いなっている。
写真は和田実験田のコシヒカリと桑山さんのやはりコシヒカリです。