農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

異常高温にイネの徒長が心配、ハウスでの管理

2018-03-30 10:07:06 | 日本不耕起栽培普及会

3月27日高浜さんが管理するハウスの観察と28日和田藤崎さんの同ハウスを観察、高浜さんは17日播種。藤崎さんは20日播種、高浜さんは内水したり、シートを2重にしたりで温度が上がるのを抑える工夫をしていた。いずれにしても苗の徒長は防げないきがする。後はローラー掛けで苗に刺激を与えエチレン効果を期待することである。

一方河内の福田さん宅に移動して塾の苗を作り始めたが24,25日に播種、露天で管理を2週間遅れにして始めた。好天に恵まれ昨日の29日、5日目で発芽を始め平置き作業を行った。

写真は2枚づつ高浜ハウス、藤崎ハウス、最後は福田の庭先苗です。

    

藤崎ハウスの写真が1枚だけになりました。


例年のことであるがコブシ、モクレンが咲いてイネの種まき適期である

2018-03-28 08:53:58 | 日本不耕起栽培普及会

 

今年のサクラ、コブシ、モクレンいずれも同時期に開花した。冬の低温が厳しく予想がつかないほど寒かった。昨年の実験からハウス内での高温で自宅近くにハウスが無いため管理ができず、低温育苗は夢のまた夢になって、どうしても苗が徒長しがちで満足なその後の苗の育ちを確保できなかった。そこで例年より2週間遅らせて露地で苗を育てる方法に切り替えてみた。その代り発芽がそろってからローラーを使ってのエチレン効果を狙っての抑え込みを行う。昨年はミドリマイで行ったが、水田にだしてから株落ちがほとんど無く例年より成績が良かった。たまたま雑誌現代農業の今年の5月号にその関連記事が載っていて芝生のように強い苗が育つといった内容でした。3月24日に種まきを行ったが旧暦で31日が十五夜でその前後に種まきをするのが良いとされるのでその点でもよい。


お猿さんに関する悲しいお話

2018-03-09 10:11:24 | 日本不耕起栽培普及会

昨年の暮れ、神奈川、東京、佐倉、八街と逃避行していた1匹の猿の話ですが、猿の最終地が多古の私の管理する天井田であった。1月11日前後の日私が夕方水田を見回りに出かけたとき猿らしき姿を見かけた、素早く逃げたのでそれ以上深追いしなかったが、その後雪が厚めに降ったりして、3月7日に久しぶりに出かけたら猿の死体に出くわした。昨日多古町の環境課に出向き回収をお願いした。一応世の中を騒がした猿だったので千葉の中央博物館に報告した方が良いかなと思いしかるべき連絡をおこなった。3,4年前のコウノトリの飛来も自然豊かな生き物が沢山いる不耕起栽培の水田であったが、この地を選んでくれたのはありがたい。それでも人間さまに近い猿であるからあまり粗末にはできないきがする。ほとんど鳥の餌となりそろった歯と胸のアバラ骨が印象的であった。