農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

へそ曲がり大豆塾の準備、種まき及び根元に太陽光を当てる

2024-05-31 20:37:07 | 日本不耕起栽培普及会
5月26日(月)品種アゼクロと丹波黒の2品種の種まきを行う8×11の1箱当たり88粒を播く。4日後の5月30日朝10時半アゼクロはネットを外し太陽光にあてる。当日午後3時半の状態

5時間の露光だがすでに緑化が始まっている。次は丹波黒であるがアゼクロと比較して箱底の根の伸びが悪いので太陽光にさらすのを午後3時半とした。いずれの場合もカビに汚染されることはなかった。丹波黒では種子の皮はこの時除去した。カビの原因となることを恐れてです。種を播くとき本来はへそを下向きにすべきであるが意識せず播いたのでいくつか根が横向きとなっていた。これで1箱当たり88本でいづれもカビの発生はなかった。丹波黒は6月1日を播種目標とするのがよさそうである。小糸在来は30日に事前播種したがそれほどあわてる必要はない。
種まき用の土はお米の苗を育てるときの覆土用の無菌の無肥料の土でよい。雑菌とかの心配がないということである。

イネ多年草化の試み、今年意外と千葉、茨城で実現した。

2024-05-20 10:49:32 | 日本不耕起栽培普及会
遡って2009年のころ岩澤信夫自然耕塾で都賀駅の近くの里山の水田で大峡さんが農家から栽培を引き継いだ時、前年度の稲が育ち田植えをしなくても5,6俵収穫できた事例があって岩澤さんを引き連れて見学に出かけた。その後も毎年多年草の稲は発生していたが水田全体を埋め尽くすまでにはいかなかったのでそれほど話題にはならなかった。
今回の小川誠さんの相模原の事例は都会の農家でない人々にコメ作りの夢を与え、成苗の健康な苗を生産する人々には魅力のある課題である。滑河駅から川を渡って金江津で不耕起栽培普及会の福田大輔さんが栽培する水田で紅染めモチで多年草の苗が発生した。
多古の染井で大塚享宜さんの水田で2009年から不耕起堪水を続ける神谷水田と名付けコウノトリが2014年には飛来した水田で大塚さんが引き継ぎ現在にいたる。そこの水田で多年草の稲を目指してきたが今年念願かなって発生した。伊豆の武重さんが「亀の尾」で3年前から多年草化しているので種を送っていただきわたしも試してみようと苗を育っている。
大塚さんの神谷水田で発生したイセヒカリ、今年はその脇に「亀の尾」を植える
成苗で太い苗であればコシヒカリでも発生する。
新しい時代を背負う若者である。期待がたかまる。

佐倉の稲塾での田植え、5月5,6日で行う

2024-05-09 16:26:39 | 日本不耕起栽培普及会
今年も温暖化であって、寒かったり、暑かったり例年通りというセリフが通用しない。塾では手植えと田植え機(クランク式歩行用)4条植えで行っている。2月の早い時期から堪水し、水温が20度Cを超えるとコナギが発芽するので刈り払い機とレーキを使って表層耕機を行う。
刈り払いで乳酸菌とトロトロの土と雑草の芽生えアカウキクサ、イチョウウキゴケなどの藻類が混ざり合う
その後の抑草につながる
100坪水田手植えと機械の併用であるが欠株で補植が必要
今年はまだ塾生が少ない、新しい会員を期待している