農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

究極の田んぼ見学、第2弾、藤崎農場で

2012-10-19 09:31:18 | 日本不耕起栽培普及会

『究極の田んぼツアー第2弾』

 今年5月4日、耕さない田んぼのイネづくりを指導する岩澤信夫さんが亡くなりました。東北の冷害にいかに対抗できるかを課題に、お年寄りが続けていた成苗をヒントに機械化を可能にした。

一方、耕さない自然農法の元にある福岡正信さんの考えをヒントに、田んぼの四すみに成苗を植えることで、健康なイネづくりの原形が形づくられた。他の生き物たちとの共生も可能となり、トビムシやイトミミズ、ユスリカなど、ただの虫たちもクローズアップされ、絶滅が予想される生き物たちも再生され、米も人並みにとれるようになった。長年の課題だった雑草もイネの栽培にほとんど左右されなくなり、技術的に完成の域に達している。

岩澤さんのアイディアを実践する藤崎芳秀さんの田んぼの見学会を企画しました。24年の間、耕さない田んぼも3枚あります。

生きものが豊かで、収穫後の田んぼの管理をどのようにしているだろうかの疑問を実際の田んぼを目で確かめられます。

以下の内容を確認していただき、参加をお願いします。

また11月は多古町、桜宮自然公園の不耕起水田、谷津田の8年目の水田の見学ツアーを企画していますので、同様に参加して比較してください。

12月は、岩澤さんが生前4年前から乳苗を使ったSRIに目をつけ、乳苗によるSRIの苗が成苗と同様、根を切断しないため優れた技術と評価され、神崎で3年に渡り実験をくり返した。そして結局は乳苗で湛水化という、自然にやさしい方向に戻して市民農園での実用化も可能となった。その経過をみなさんに公開したい。

主催:NPO未来農業研究センター 鳥井報恩(サポート五十嵐武志)

連絡先:〒289-2504 千葉県旭市二の5036-5

携帯電話 090-8112-6838 電話/fax 0479-62-2739 メールagrihoon@aqua.ocn.ne.jp

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開催日

開催場所

集合場所

第1回

10月27日(土)

藤崎農場(千葉県香取市堀の内)

下総神崎駅10時

第2回

11月24日(土)

桜宮自然公園内(千葉県香取郡染井)

芝山千代田駅9時半

第3回

12月22日(土)

未来農業研究センター事務所(千葉県神崎町)

下総神崎駅10時

募集定員:約20名(最少2名)

区分

各回参加費用

全3回参加費用

一般

対象18才以上

3,500(昼食付き)

10,000円(昼食付き)

学生

大学生~中高生

1,500円(昼食付き)

小学生以下

保護者同伴

500円(昼食付き)

 内容 

(第1回) 午前中 藤崎農場 耕さない田んぼの見学と現場ならではの説明

昼食は、未来農業研修センターの事務所 午後は、映像を使っての耕さない田んぼのイネづくりの

技術及び、生きもの再生共生の様子(15時終了予定)

(第2回) 午前中 多古・桜宮自然公園 8~5年の不耕起水田の見学

      昼食は、公園内のハウス 午後は、谷津田の休耕田の開墾と生き物再生の様子(15時終了予定)

(第3回) 10:0015:00 下総神崎駅南側 NPO未来農業研究センター事務所

SRIの技術から、乳苗湛水の技術発展

事務所前水田の説明、映像を使っての3年間の経過、乳苗の作り方、田植の仕方(手植、機械植え)

      昼食は事務所で、新米の発芽酵素玄米、みそ汁、楽健寺の天然酵母パン(15時終了予定)