農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

桜宮自然公園でのコシヒカリーコナギとの共生

2010-09-27 21:09:15 | 日本不耕起栽培普及会

Rimg0460 この水田でコシヒカリを不耕起・湛水で初めて4年目、10aに換算すると6俵半程度であるが、今の里山という環境と私の技術ではこの程度で満足すべきだろう。耕さず、草も、後半でコナギが生える程度で除草の必要性もない、地べたを這うクモ、空中にクモの巣を張るクモー刈り入れ時にはナガコガネクモの幼態も見られ、害虫を抑え込んでいる。コナギが初期段階で発芽しないのはイトミミズよりも日本アカガエルやシュレーゲルアマガエルの幼態の大発生のせいかもしれない。悩みといえば初期段階での分げつが少ないこと、風の影響が少ないために伸びすぎこと、イネミズゾウムシの被害も予想されることである。そのため補植が必要なことである。でも倒れることもなく刈り取りを自分だけの楽しみにしておけないほどいい姿で、八千代のホタルの里作りの人々にも共有していただいた。

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