農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

ウサギを同じ日に2か所で観察できた

2015-06-30 08:47:50 | 日本不耕起栽培普及会

毎日のように通っていると見えてくる生き物たち、多古での出来事、ウサギが小麦を刈っているとき株もとに小麦のモミガラが溜まっているのを観察できていたが、昨日その染井の大豆畑にいたら東から西の山の方向に全速力で駆け抜ける茶色ポイウサギを確認できた。カメラに収める余裕はなかった。

計時的には昼食後の作業場のトタン屋根に集まる4,5羽の燕の映像も撮れたのでのせます。

ウサギの話に戻るが野生のウサギを確認できたのはひさしぶるである。それが夕方4時半ころ室舘さん夫妻と桜宮公園内の天井田の水田の確認のため出かけた際、くしくも2キロも離れた天井田の入り口付近でまたウサギに出くわした。おそらくは別の個体だと予想されるが希少な野生のウサギが確認できたことは、カメと同じ程度私たちの仕事は価値のある日々を過ごしている気がする。毎日水田のコナギと格闘できることに感謝、感謝である。

  


多古染井の水田で草取り中カメを発見

2015-06-26 06:29:39 | 日本不耕起栽培普及会

今年の雑草の特徴は5月の温度経過が6月並みに高めに推移したためにコナギがやけに目立つ。多古の水田だけでなく佐倉の和田でも同じ傾向で、私たちの除草剤を使わない水田ではその傾向は一段とまさっている。どこにそんなコナギの種が蓄えられているのかと思うほどである。また例のコウノトリが飛来した水田の周辺であるが、地元の人がドジョウがいるのを知っているので網をかけていた。上げてみると14,5匹のドジョウがかかっていた。またカメにでくわした。今回は大人のカメであった。厚い波板の脇に建築用の枠を置いてありそこでカメが間に入って出られなくなりことこと鳴らしていた。人間が畦で水がたまるようにと知恵を絞っての結果であるが、カメの身になって環境を考えてやる必要もありそうである。

  


アジサイに季節を感じる

2015-06-26 06:13:51 | 日本不耕起栽培普及会

6月22日が今年の夏至ったが、旭の運動公園のアジサイを観察していたら1日毎開花が進み夏至が過ぎると満開の度合いが進んだ。アジサイが長日植物の言われどうりである。夕方5時から6時の時間帯に600メートルのグランドを2,3周を目標に1,2日置きには歩いている。水田の中を歩くのとはまた使う筋肉が違うらしい。肉体の老化を抑えるための日常のしぐさである。ついでに自宅の庭に咲いている額アジサイの花である。

 


へそ曲がりの大豆研修会終わる、その時の苗

2015-06-22 08:13:29 | 日本不耕起栽培普及会

毎年夏至の日の近くでへそ曲がりの大豆研修会を行っている。この農法は茨城の石島友エ門さんが開発した方法で岩澤信夫さんが1993年の農業技術体系追録18号に記録がのこっている。岩澤さんは生前この技術を庶民レベルで伝えていきたいと普及に努め、雑誌現代農業にもわかりやすく紹介している。研修会では基本的なことを繰り返し講義し実践している。最近も丹波の方でこの方法が普及し従来の慣行栽培よりも2倍の収量が確保できることを報告し、原点になっている不耕栽培普及会にその業績を還元し何らかの手立てをとりたいという連絡をうけている。

私たちとしては先々自国のコメと大豆の生産システムを日常の食生活に残すことで東アジアのモンスーン気候型の文化を残すことになり、健康を維持することにつながっていると確信している。コメを作り、こうじを作り、大豆を作りそしてみそ、そして酒を作るなど自給的生活の発展である。

今回の研修会のための苗です。6月3日に播種、6月10日に根を切り芽をつんだ、これは6月19日のサンプルです。


石渡さんと辻君多古の桜宮自然公園を見学、カワセミが飛び交う

2015-06-18 07:14:50 | 日本不耕起栽培普及会

6月14日辻さんの小麦を―南部小麦ですが、脱穀のため足踏み脱穀機を多古で借りていたのでわざわざ染井まで出向いたが辻さんの南部小麦は私の夢しほうと異なり乾燥度合いが悪くさっぱりこけなかった。仕方なく桜宮の見学に早変わりT-S水田、天井田の水田と案内する。T-S水田はアカウキクサが増殖中、どこもかしこもなのであまり気にしないようにしている。天井田、満月モチの水田は畦からの水漏れで丁度水が抜けていたが、イネの育ち具合は順調である。さらに上のミドリマイ、福知山の光、クロマイは水の状態とか草はいまのところめだたない。私たちの来るのを歓迎するようにカワセミが土手に向かって飛び立った。おそらくメダカを餌にして子育てをしているのだろう。6年前頃下の池周辺でハウスを2月に建てているときにカワセミの映像を撮影したことがあるが、この天井田での撮影は困難である。今回の散策でもほかに日本ミツバチの分蜂なのか古木の穴の周辺で大群が観察できた。