農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

鶏の殺処分に心を傷める、鳥がのびのび羽を伸ばして生活したかっただろうに!

2020-12-27 11:01:03 | 日本不耕起栽培普及会
私は教員になりたてだったころ平飼い養鶏の現場を視察し、現在のウインドレスであったり、ゲイジ飼いといった飼い方に疑問を感じ、当時平飼を始めた農家に掛け合って交流を深め生協のポストとして毎週の配達をお願いした。それからすでに50年が過ぎようとしている。私が幼い頃、卵は贅沢品で1週間に1つ食べればよかった。それが今では1パック100円とかスーパーの目玉品になってしまった。コロナが発生する前から家畜がウイルスの餌食になって殺処分が日常的となり大変心を傷めている。千葉県は家畜の大産地なので余計に発言を憚れる面がある。人間も動物の仲間であり、コメや野菜などの作物も生き物は土と関わりいきている。だから土と関わって生きている人はコロナとは関係が薄い。そして私たち東アジアモンスーン気候型で生活してきた民族は6月の梅雨で大量の雨がもたらされ米を主食にしておればコロナの危機から逃れられる。極端なマスコミにあおられる肉食を避ければ決して恐れることはない。肉を全くゼロにしろと言っているのではない。お米文化に発酵文化を守っていけば、後は身近な菜園で生活は成り立つはずだ。


22年耕さない野菜栽培を続ける佐久間清一さんを東庄の畑を訪れる、そこで雑草のスイバが活躍

2020-12-16 16:10:06 | 日本不耕起栽培普及会
今年5月秀明自然農法の佃さんの畑を見学した際手にした冊子に北海道の大豆農家の人が大豆と雑草のスイバとの共生で大豆の生育が良くなったという事例紹介を知って、さっそく周辺に生えているスイバの種を集め大豆を植える時期に同時に播種した。しかしその時発芽しなかった。それから今回11月になって佐久間さんの畑を見学し、このスイバが優先順位にあることを知って驚いた。さらに私の自宅旭の近所の空き地ー休耕地にこのスイバが畑一面自生していることに改めて驚き、地主さんに話したら土地を貸すから何でも作っていいということで早速そのスイバを抜いて佐倉の小麦畑に一部運んで植えてみたり、畑の隅を借りてブロコリーと絹さやえんどう、ソラマメ、ハボタンを植えて生育状態の観察をしてみようと仕込んだ。佐久間さんは無農薬無肥料で22年も続けているといっていたので簡単にはできないかもしれないが、あくまでも実験である。スイバの根はニンジンやごぼうのような太い根であることを改めて知った。
  

ボカシ肥を愛媛AIをアレンジして独自に作る

2020-12-16 09:50:10 | 日本不耕起栽培普及会
植物性のボカシを基本に作ってみる。まずは土着の竹やぶからはんぺん状の白い菌を採取する。次に愛媛AIの菌種から納豆菌、酵母菌(自家製の楽健寺方式のパンだね菌)、麹菌(不耕起栽培で無農薬米から作った麹菌)、乳酸菌(牛乳に米ぬか、コメのとぎ汁から菌を抽出)、豆乳ヨーグルト、それ以外に佐倉の斎藤和さんが開発したサクラ酵素(自家製のぶどうをベースに5年ほどかけて抽出された酵素でEMも含まれている)を1000倍液水に溶かしてそれぞれを個別に米ぬかと合わせて発酵させて1ヶ月前後でまずは発酵させる。その後西出さんのボカシ肥の作り方を参考に米ぬか、油粕、骨粉、棚倉ミネラルそれぞれ20キロと合わせ攪拌していく、その際手作業を基本とし移植ゴテでちまちま毎日1回は攪拌し温度が50度Cを超えないようにハウス内で冬の間に行う。12月から3月までに限る。材料はできるだけ国産を選択する。これからぼちぼち始めるので興味関心のある方は連絡ください。09-8112-6838鳥井報恩


身近に自生するキク芋ー外来種であるが、活用の道は多い

2020-12-04 09:27:36 | 日本不耕起栽培普及会
あちこちでキク芋がそだっている。いかに上手に活用するかである。私も20年前から育っている。一端植えたら絶やすのはむつかしい。さいの目に切って塩で軽くもんで酢で味付けすれば一夜漬けでおいしくいただける。今日の東京新聞でごぼうとキク芋のお茶が紹介され、テレビでも話題になっている。今回はスライスしたものを味噌汁に入れてもいいし、ストーブの上で空中で乾燥させたり太陽にあててビタミンDを増やしてもいい。身近なことで安く健康が維持できる。