農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

多古桜宮自然公園T-Sコシヒカリの今年の状況

2013-10-20 13:41:44 | インポート

冬期湛水の不耕起栽培が順調にいって雑草の悩みもほとんどない水田、この公園で20a7枚のうちでここだけが岩澤さんが語るこの方式にマッチングした水田であり5,6年不耕起・湛水を続けていたら、稲刈りの前日排水して当日バインダーで入ってもしたが固まっていて刈りいれが問題なく作業がおこなわれた。雑草で問題はヤベイズルでこれは畦からの侵入でかきとる必要がある、収量は谷津田で光線が十分でないこともあるが10a換算で4.7俵であった。岩澤さんは平均8俵は是非と言っているが、利根川の肥沃な灌漑水と異なり湧き水,天水、地下水ではほとんど栄養の補給がないので米糠も50k程度では無理があるということに最近きがついた。また保志さんの水田見学をしたせいかあまり収量にこだわらなく5俵でよしとする開き直りもでてきている。今年の変化ではこのT-S水田ではじめてではあるがアカウキグサがでたことである。閉鎖環境のなかで何故発生したのか疑問はのこるが確かなことである。

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台風26号の被害について

2013-10-20 13:10:19 | 日本不耕起栽培普及会

今朝から台風27号の前段の雨が7時ころから始まり、大雨警報がでている。先週10月16日の台風は記録的な降雨であった。香取の藤崎芳秀さんの水田周辺ではまるで湖のように一面の水面となり新しい作業場も間一髪浸水するところであった。私が通う多古町にも途中の農面道路は冠水し通行止めとなり、渋滞で2時間もかかった。桜宮自然公園の天井田では50センチも水が溜まりきりワラを入れた袋が浮いて10メートル先まで運ばれていたり、山積みしたわらが移動して道路を塞いでいた。まだ刈り取りが11月になるミドリマイは一部倒れていた。昨年はこの水田にイノシシがはじめて侵入したが、まだその被害はない。今年の夏の間少雨で湧き水だけでは湛水を確保できないが、其の分を補っている雨の降りかたである。

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