河内の畑は砂地ぽい土であるが2,3年は休耕されていたか、カヤ畑となっている。近所周りは住宅となり雑草地に苦情がきていた。そのカヤを刈って、根がまだ残っているママの畑に見切り発車で高浜さんの畑と同じに同じ苗を植えている。モミガラ堆肥とクンタンと同じ方式で育ててみようと福田、横浜の木下、桑山、鳥井の4名で取り組みを始めた。6月30日最初に植え、不耕起栽培の延長上でできるだけ耕さないで生き物を生かした方式で大豆も作ってみようという挑戦である。7月13日福田さんと鳥井で残った苗を佐倉から運んで補植しながら大豆の周辺のカヤを根元で切って回った。まだ補植用の苗が残っているので木下さんの都合に合わせてもう一日計画する予定である。7月13日も猛暑で水をタンクで運び近所の方にもお願いして救急用の水をいただいてさきざき枝豆でお返ししたいと伝えた。しかしカヤはじきに葉が出て、草取りが間に合わなくなるかもしれない。
[大豆植付け前の状況]
当初より、4年目となるため前作に小麦-禾本科(イネ科)を入れて連作障害を減らす効果を狙っている。小麦も年をおう毎に生育が良好となり、大豆との組み合わせがマッチしているようである。肥料としては、ボカシ肥の米ヌカか油カスのボカシ肥程度としている。昨年から小麦の栽培時、敷ワラを試したら保温効果が出たのか小麦の生育が良かったので、敷ワラを採用している。その結果、畑の表層にクモなどの小動物が増えたり、昨年の大豆栽培時、大分の赤峰勝人さんが、害虫を神の虫と命名しているのを読んでから、虫を殺すと何か悪いことが起きるのではと思い、カナブンやヨトウムシ被害を気にしないようになり、大豆畑に米ヌカのボカシ肥をふったり、1000倍にうすめたサクラ酵素、光合成細菌の1000倍液等の利用で普段のバランスのとれた環境作りで、せいぜい納豆菌や放線菌の活用で病害虫の発生は抑えられると考えられる。
大豆の場合、短日植物で8月10~15日頃開花するので、その頃までは大豆の苗周辺の草を除草し、敷草、7月中は1~2回土寄せして、大豆が倒れないで真上に伸長できる手当が必要である。
私たちは水田と同様、不耕起栽培を心がけているので、固い土の所に大豆を植えて、倒れにくい苗の成長をめざしいてる。今回は直播も比較の意味で1/3は植えている。その際、ツルボケ現象の問題があるので、今後の課題としたい。
藤崎水田で30aの無農薬・無除草の実験田を4年目で異変が発生盛んに除草をやってくれていたジャンボタニシが寒さのためか絶滅したらしい。国産のタニシは大量にいるが、これは雑草は食べてくれない。異変にきずき周辺の排水路などにいるジャンボタニシをかき集めて田んぼに入れてみたが雑草を食べる量が以前のとは異なり食いつきがわるい。これまでの雑草を食べてくれていた種類は同じジャンボタニシでも粒が小さく雑草なら何でも食べるという優れものだった。今になってみるとその種を一部でもハウスでも避難させ飼育しておけばと悔やまれる。一応はこの近在のジャンボタニシを水田に放したら。卵は産み付けている。でも雑草のヘリは少ないという。写真はジャンボタニシの産卵状況です。F-1F-2のコシヒカリは出穂をはじめる。
水田における生態系は4年のサイクルでリセットされるという滋賀の安井さんの経験的な話であるが、ジャンボタニシに任せていた除草がいざダメというとこれはまた大きな難問である。
始めての試みであったから不耕起湛水はできなかったが耕耘、代掻きで成猫植で実験している。7セである。苗作りはハウスを使わず露地で3月24日播種4月1日平置き。ホワイトシルバーと寒い時ビニールかけ。田植えは連休の5月3.4日手植えでおこなう。福田さんと鳥井の助っ人で行う。田植え直後肥料は米ぬか2袋、大豆の煮汁をもとに光合成細菌を20リットル6月に入って水口から散布、7月5日ミネグリーン1袋と岩塩3.5キロを散布の予定である。これまで休耕田など農家の人がやらない日当たりが悪い場所や機械の入らない深い水田での試みであったから当初の目的が達成できなかったが今回は不耕起水田ではないが苗作りの点では前進したように思う。従来の早植えの考えを修正して、露地でハウスを使わないで可能な小規模な苗作りに道をひらいた。それは発芽2葉からの簡単なローラー掛けであった。写真は福田さんと水田、コシヒカリの苗今15から30本の分げつで葉の幅が広い笹のような葉である。3枚目左の草丈が低めなのがイセヒカリ、右がコシヒカリ、その奥にはベニモチが植えられている。昨日アゼ周辺の刈り払いを掛けうち畦を挟んで2列大豆を植えた。ヘソ曲りの丈夫な苗である。枝豆として食べたり12月に味噌を作る計画である。