農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

福田さんのコシヒカリ手がリほぼ終了、カマキリのつがい発見

2021-09-19 07:49:57 | 日本不耕起栽培普及会
ほぼ1週間かかり23人分の手間がかかっている。全くの遊び感覚、採算を度外視しての作業であった。農家の手作業と全く異なる世界である。イボクサの元気な力、バインダーも歯が立たない経験、雨続きで柔らかくなった水田での作業、でも参加した稲刈り初体験者は、異なった体験を通してそれぞれ得るものを感じて楽しんでいた。農薬を使わない耕さない水田でカマキリの交尾も観察できた。メス1匹に2匹の雄、巨大なメスに食べられてしまう危険を冒しての交尾とのこと。

稲敷・金江津の福田宅稲刈り、イボクサが絡みつきバインダーも使えず

2021-09-15 07:57:47 | 日本不耕起栽培普及会
新品のバインダーを購入したのに残念ながら使えなかった。とてもあり得ない話でした。米作りを業として始めることの大変さを象徴するような出来事である。福田さんにとってつらいことであったが、その数か月前にも同じ失敗の出来事があった。佐瀬さんという年配の方と組んでニンニクを栽培していたが収穫期掘り起こしたニンニクをハウスに取り込み後で乾燥処理を考えていたが高温になるハウスでは瞬く間に腐ってしまった。ほんの数週間の出来事であった。新しいハウスを準備したり農業えの準備を進めていたが予想外に農業への取り組みの難しさが立ちはだかっている。農業と単純に考えていたが予想を超えて年齢を超えて参入することを阻んでいる。私の場合幼少のころからサツマイモや小麦を作り周りの農家の人が作るのを見たり、話を聞いて蓄積したことがあって動いている。そのことは総合されて次にどうするかが手順として見えている。明日どうするかの見通しが大切で、福田さんのように指示待ちでは一歩も前にはすすまない。手がリとなった稲をひたすら刈るしか方法はない状態である。イボクサも稲と同じ程度元気に育ち共存している。オウキさんの多古のメンバー、佐倉の塾の仲間たちが応援してくれてほぼ半分が終わっている。手がリの作業は初体験の人が多いので参加するこことはそれなりにン勉強になるし新しい可能性を含んでいる。

「現場から学ぶ」を旭の農業高校から初めて通算して50年になる

2021-09-09 13:43:52 | 日本不耕起栽培普及会
1967年1月旭に赴任した当時学園は大学と同じでローカルな高校でも「頭髪の自由化」で地域の先頭を行く勢いで自分だけではなかったが同じ大学から4人の新人が加わり、民青系の私は組合活動でも矢面立たされ社民系の仲間とも競いあった。私は泥臭い「現場から学ぶ」を徹底的に仕込まれていたのでこつこつ農民教育に励んだ。千葉県内においても農業教員の仲間づくりを働きかけ「なりる会」を立ち上げやがて「全国農業教育研究会」に発展させた。
教員になって10年、2回目のクラス担任の時、学級通信が流行って、競ってガリ版で毎日出し続け3年間で600号を記録した。その中から「農民から学ぶ」をテーマに冊子を当時完成させた。その中では時間内で総合実習の時間があり管理する施設があり一定の収益を義務づけられていたが、私はその枠にこだわらず、その時間生徒を地域の先進的な農家に連れて行き、農家の主人から生の話を聞かせた。千葉大時代房州の和田町花園地域で体験実習を行ったときキクやカーネーションの栽培は熱心だったが息子の後継者については「農業を継がせたくない」であった。そのことをありのままに学園祭で報告したが、農高の引率職員から「俺は生徒に現場でだましだまし教えている。あからさまに本当のことをかたっては迷惑だとお叱りをうけた。また当時は農薬を使わないで栽培する技術がまだ未熟だったために、開き直っての研究がむつかしかった。それでも同じ学校に30年最後までいさせてもらった。古い冊子ですが1読されたい方は在庫がありますので送料込みで1000円でお譲りします、連絡は電話090-8112-6838鳥井報恩まで


佐倉の稲塾での稲刈り取り終わる

2021-09-08 06:56:55 | 日本不耕起栽培普及会
雨続きの中合間を縫って稲刈り体験、20日前からオダのための竹切をはじめ稲のはやがリした分もあったが、雨続きで秋雨前線の停滞する中、刈り取り時期が過ぎている中、9月4,5日行った。福田さんのバインダーと併用しての稲刈りだったが100坪の水田ではしたが柔らかくすべて手がリとなった。またオダを立てるためにはやがリした分は稲わらが黒くカビが発生したり、刈時過ぎた稲は穂発芽を始めている分もくあった。しかし何とか塾で予定していた稲は刈り取りを無事終えた。残りの神丹穂と紅染モチ、ミドリマイが少しづつ残っている。

多古の天井田T-3満月モチ、ポンプなしでパスパス何とか育っている

2021-09-02 20:02:25 | 日本不耕起栽培普及会
こ年もポンプの故障で田植え時期水がないまま5月6日田植えをし7月1日まで乾いたままだった。その時の大雨とその後は適時雨が降っているので湛水状態である。これも実験であると思い育てた。結果的にはヒエだらけと稲の分げつが悪い。おそらく収量は3割程度だと予想される。同じ水なしで畑状態のいのちの壱の水田は田植え自体が乾いて植えられなかったので活着できず全滅、紅染モチは多少水があったので、ヒエは多かったがいくらか育っている。さらに池の上のミドリマイ水田は開花が9月上旬ということもあって7月1日の雨から湛水状態で分けつも盛んで例年並みに育っている。ただこの水田もひえが多く、そのほかイボクサもおおかった。やはりミドリマイも水が少ないところは育ちが悪く雑草に負けて生育がわるい。とりあえずT-3の満月もちの写真を紹介します。田植え前後に乾いた状態で土に酸素が触れるとヒエは生えるということがわかった。水田の周辺から運び出さないと翌年以降も種が絶えないことになる。