農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

香取藤崎さん宅で田植えすでに残り1日

2019-04-27 09:41:14 | 日本不耕起栽培普及会

新年度に当たりお孫さんにバトンタッチ、田植え機もGPS付きの8条植えにリニュウーアル、不耕起も表層耕起で浅く耕されている。苗は成苗でこだわりの80グラム播きである。冬期湛水は雑草の抑制のために完璧ではないが随時行われている。初期除草として新たな除草機も新たに用意されている。4月22日から田植えが始められ大塚さんのサポートで大輝君が新規デビューである。無農薬の棚倉のミネラルたっぷりの米であるが、テレビを通してのアメリカやヨーロッパの肉文化の大宣伝に押されてコメの消費が減少している。東アジアのモンスーン気候型の我が国は米の発酵文化を基本とし発芽玄米と発酵食品で粗食を維持すれば癌にはかからず健康を維持できる。医者は普段の予防医学の考えを捨てて切った張ったを主眼に行っている。体調が悪ければ睡眠をとって古来からの鍼灸治療であとは少食を心掛ければ金を掛けずに健康を守ることができる。

   


不耕起栽培はとりあえず環境保全型農業という言葉で置き換えられる

2019-04-15 09:01:35 | 日本不耕起栽培普及会

その際環境保全型と定義しているのは3原則があって不耕起と敷き草と輪作の3つである。この農法のアメリカでの広がりは確かなものでる。1960年代初めにはほとんどいなかったのに2003年には7200万ヘクタール、13年には1億5700万ヘクタールまで拡大している。アメリカ、カナダ、アフリカなどに広がりをみせている。

私の体験で水田での不耕起と合わせて大豆のへそ曲がり多収法を岩澤信夫さんから教わり継続した課題として取り組んできたが大豆の裏作として冬に小麦と大麦を育ってて5年目となる。初年度小麦の栽培の時、稲わらを敷き草としたが、その時麦の周辺で生活するクモなどの小動物の生き物の存在を確認でき、土を作るのは有機物があって小動物が働くことに気づき、水田における切わらとトビムシ、イトミミズ、ユスリカなどの関係と同じことに気付いた。すなわちモントゴメリーの書いている環境保全型農業の考え方と一致するものである。


耕さない農法を改めて考える

2019-04-14 11:09:11 | 日本不耕起栽培普及会

30年近く(農を知る」をテーマに日常を綴ってきたが「慣行農法」という壁にぶち当たりまったく農業の固定概念を変えることはできなかった。車で走れば裸地でもうもうとした砂埃で車の前が見えなくなる現実を変えることはできない。高齢化する農家の人々は農地でない土地は除草剤を播いても良いという勝手な判断で葉をからす。ホームセンターでは除草剤がうずたかく並べられている。このような現実に誰も異議を立てようとする人はいない。原発の事故後も再稼働を抑えられない。愚痴をこぼしながら発信だけは許されていると喜ぶ程度なのか。

しかしブラジルの続木善夫さんの「病虫害の生理的防除」の理論と実際や柳町さんが紹介してくれたアメリカ、アフリカにおける不耕起栽培に関する本で「土・牛・微生物」は初めて耕す農法に反旗を翻して抵抗の本である。官民挙げての研究ができるアメリカがうらやましい。現実の現場を見たい気もする。まだ3分の1程度しか読破していないがわくわくするようである。作者はD・モントゴメリー片岡夏実訳である。片岡さん訳していただいてありがとう。


佐倉の塾用苗萩谷さんが奮闘、順調に育つ

2019-04-14 09:35:07 | 日本不耕起栽培普及会

成苗の育成は寒さを生かしての低温育苗であるからそれなりの苦労がある。広島の今井さんが毎日ネットを通しての映像の交換で水田への苗出しまでを経過して3月16日播種後4週間で2.5葉までたどりついた。今年の天候は昨年とは異なり従来の冬型で展開している。昨年と同じ感覚では苗は育たなかった。私は稲敷の福田さん宅で露地での育苗に挑戦しているが、播種日も3月24日とさらに1週間遅れで播種しているのでまだ1葉展開と遅れている。連休を目標に田植えをしたいがかなり遅らせないと成苗まではいかないだろう。とりあえず萩谷君の苗を紹介しよう。たまたまカモの被害を受けた宮部・木下さんたちが20枚ほどいただきに来て、水田への苗出しを手伝ってくれた。

  


行者ニンニクの栽培を始める

2019-04-10 10:34:36 | 日本不耕起栽培普及会

以前日本不耕起栽培普及会のメンバーだった新井としやさんからの電話で行者ニンニクの栽培を紹介され、彼の友人である高橋伸三さんという山形出身の方が父親が実家で栽培しており、早春のこの時期に移植するとよい、料理やで買い取ってくれるというおいしい話であった。ただ栽培に3年はかかるというものであるがたまたま福田さんの金江津の自宅の庭に4株ほど育っていて話が弾み100株ほど買うことになり1週間後には現物が運ばれてきた。この種の投資話には警戒が必要なので新井さんに確かめたりしたが、大筋良心的な話で4万円で200株と当初よりも倍の株を届けてくれた。4月7,8日の2日間で植えることができた。先々販売できる体制が出来ればと期待が膨らむ。