農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

ボカシ肥づくり本番6日目、ここでふるさと有機10キロ追加

2020-02-22 10:09:41 | 日本不耕起栽培普及会

19日から50度c弱の温度をキープしている。西出さんが言うように切り返しを毎日点検し移植ゴテを使って固まりができないようにほぐしていく必要がある。昨日は魚粉のついかが必要であったがそれに代わるものとして魚のにおいが強いふるさと有機で代用することにした。あまり深い考えがあるわけでもない。例年肥料として使っているので問題はないと判断した。2月19日の4日目から温度が高く維持されているのは事前の本だね方式が良かったのだと思う。


「西出式」農法におけるボカシづくり本番、毎日の移植ゴテを使っての攪拌

2020-02-19 10:59:10 | 日本不耕起栽培普及会

ボカシ肥とたい肥の比較で発酵温度を50度C以上にしない、60度cを超えると腐敗になり廃棄しなければならないと明言している。西出さんが言うとうり厳密に実施しようと計画を進めるよていである。私と桑山さん福田さん3人での交代で始めた。2月9日まずは元だねづくり、2月16日本番として昨日が3日目でボカシの温度は31度cまで上がっていた。ハウスの温度は18度cであった。元だねとして後で入れる予定の納豆菌も温度が下がっていたので遅れて入れることにした。酵母のパンだねのほうは24度c止まりであったがこれも入れることにした。3月の16日が1か月であるからそれまでは詰めて管理したい。米ぬかは約46キロ、油粕は遺伝子組換えでない国産のものを使用です。これは2袋40キロです。ほかに糖蜜と光合成細菌を30リットルの水分として40%の水分量として計算して含ませました。


ボカシ肥づくりを始める、まずは元だねから、愛媛IAを参考に

2020-02-17 09:18:06 | 日本不耕起栽培普及会

これまでの経験を生かして元になる菌を増やしてそこから増量していく、5種類として甘酒、豆乳ヨーグルト、パン種による酵母菌、納豆菌、竹やぶから採取したはんぺん放線菌を選択、それに米ぬかと糖蜜でそれぞれの菌をまず発酵させたスタートは2月9日からそれぞれ平箱と衣装箱などを使ってハウスで行う室温は18度C前後、2月15日時点で納豆菌と甘酒が40度C、16日に福田さんと元種が一応甘酒と乳酸菌(豆乳)が40度を超えたのではんぺんは3日遅れであったが24度Cまで行っていたので、納豆菌は菌が強いので後半にして、パンだねも21度Cと低いので遅れて入れることにした。

増量の際の材料は当面米ぬか46キロ、油粕40キロ、後で骨粉20キロ、魚粉20キロの予定である。水分は40パーセントで糖蜜と光合成細菌30リットルづつ入れた。糖蜜を入れているせいか1週間めでも甘い香りやそれぞれの独特な香りがして記録に残したいほどであった。2月16日昨日2山にしてハウス内でブルーシート2枚下にして上から1枚かぶせてある。

 


多古のT-s水田の整備、雨が多く水田が乾かない

2020-02-05 06:16:09 | 日本不耕起栽培普及会

昨年の6月の田植え後の多古の気候はすっかり変わってしまった。夏は雨が少なく水田の水を確保できないのが大変で四苦八苦していたのに夏中ポンプを動かさなくても済んでしまった。それから9月9日の15号台風であった。この多古のT-s水田に異常が発生、2年前までは5セの水田で無肥料でも平均2俵は収穫していたが冬期湛水が継続できたので何とか収量を維持できていたがポンプの故障で水を確保できない、また冬の間の電力の契約の関係でだめとか水田の水回りの波板が不十分とか、私自身の高齢による体力の減少などが重なって雑草に完全に負けてしまった。しかしここで手を引くのも悔しいと思い奮起して暮れから暖かい日を選んで刈払いでマツバイなどを除去している。本来この時期には乾いているはずの水田であるはずが3日に1回は雨が降るということでさっぱり冬型にはならずすでに日本アカガエルの産卵の時期を迎えようとしている。あと2,3日カエルさんには我慢していただいてある程度きれいにしてから水田に水を入れて冬期湛水を確保してカエルさんの産卵を待ちたい。佐倉ではすでに産卵を始めているので早くしたい。


「西出式」農法におけるボカシづくりに教えられる

2020-02-01 09:59:58 | 日本不耕起栽培普及会

昔からボカシ肥を作ってからアンモニア臭がすることがあるがあまり気に留めていなかったがこれは失敗作であることを知らなかった。改めて自分の愚かさを知ることになった。有機栽培農家はこの点を見逃していたことになる。アンモニア態窒素が植物体に吸収されて含量が多くなり人体に障害が発生する。作物もそのために虫に食われやすくなり、病気にかかり早く腐ってしまう。こうした現象を知ってはいたが、それを防ぐのにはどこに注意すればいいのかそこを教えてくれる人はいなかった。西出さんはそこを丁寧に語っていた。ボカシの米ぬかが発酵するときの発酵温度が50度を超えないことであった。その時毎日、毎日移植ごてを使って攪拌し発酵温度が50度以下で1か月間旅行もせずやり続けることである。現代社会でトラクターやスコップ、あるいは撹拌機がある時代に移植ごてを使っての作業は時代遅れの感がある。おそらくこうした時代感覚のズレがこの技術のすごさを見逃された結果だろう。あるいは有機農業を正しく発展させることができない原因を作っている。

本物の酒造りで麹造りの技術にしても原料の米作りから農薬を使わず化学肥料を使わず、有機であってもアンモニア態窒素まで排除できる技術は限られているだろう。西出さんの技術は本当に数少ない選別された本物の技術ということになるだろう。この本を書かれた手島奈緒さんの努力に敬意を送りたい。ありがとう。