晩秋から初冬に入った。秋らしいカラットした天候を期待しているが一向にそのようにならず冬に突入するのかな。11月8日雨の中ミドリマイを刈り取りオダに干した。昨日点検したらすでに稲わらはカビカビである。
大豆もこの10日間で刈り取ったが露天に干したまま濡れている。昔のお百姓さんはこんな時どのように過ごしたのだろう。思いをめぐらせ雑草もなくほとんど完璧な生育をしていた稲が最後の収穫を前に長雨で全部失敗となるのだろうか?
房州の五十嵐さんからも大豆の収穫前に草を刈らなかったために長雨のために発芽をはじめたり、カビが発生し失敗だと言ってきた。岩澤さんから後半の草はカメムシ対策で刈らない方がいいと言われていたので刈らなかった結果の出来事であった。農民的判断が必要な場面であった。と本人は嘆いていた。
春先のヨモギやスギナのエネルギーを体に取り込む、昔から天恵緑汁の取り方を韓国のチョウハンギさんから学んだが今は雑草と白砂糖をサンドイッチにして浸透圧で抽出する、そのエキスに根昆布のエキスを混ぜ合わせ出来上がる。今年の春出来上がっておいたものを半年カメにいれてそのままにしておいたら酢になっていた。その酢に黒ニンニクを入れたりして鹿児島の黒酢ニンニクをつくっている。このあたりになると遊び心であるが、健康に良いと思われることにはこだわりをもっていきている。
酵素についてはそのほか春には梅、秋にはブドウそして今の季節には柿を使って酵素液を作りジュース代わりに飲んでいる。いづれも根昆布のエキスと合わせてジュース状で普段もち歩いてジュースとして飲んでいる。抽出の時白砂糖を使うので取りすぎが気になっているが専門家に聞くと問題がないと言う。私はやせタイプなので体重で50キロをキープしているので問題はない。普段の健康診断でもひっかかっていない。
8月上旬から神戸の千原さんー今年の塾生さんから100名山の田中ユウキさんが使うウオーキング用のポールをいただいた。それから毎日30分の早朝ウオーキングを始めた。その結果ブログを記録する時間が制限され、今のところそのリズムを取り戻せないでいる。早朝のさわやかな野鳥の声を聞きながらのウォークで、亡くなられた根岸さんの宇宙エネルギーの話を思い出す。太古から生息するといわれる鳥こそが宇宙に最も近い存在であり、宇宙の声を私たちに届けてくれる気がする。その鳥の声は音楽家のメロデーにつながり、さらに微生物の増殖にも連なっていく。パン作り用の酵母菌を作り続け、寺田本家の酒蔵の菌の活動を見ているとそこに共通した生命の息吹を感ずるのである。またあたらしい年が始まりエネルギーを再生産していきたい。
私は年金暮らしだから成功しても、失敗しても構わないということで失敗を恐れず自然にやさしい方法を選ぶが、10人のうち成功するのは1人といわれてためしに半分は農薬を使用する機会を選んでみたが、PK液につけるのはあまい香りがして問題なかった。次に線虫サビダニ剤を始めたら、昔のD-Dを使用したころのにおいを思い出しもうだめであった。今回は実験だ実験だと自分に言い聞かせ済ませたが、これをみなさんにはすすめたくなかった。市販されている種子や球根に農薬が散布してあるピンクや青の着色剤が塗ってあり、人間が誤って食べないようにと注意を喚起するために処理されているわけだが、こうした処理も改めて考えると問題である。生命体である植物が農薬とかかわりを持たないで生きていかれる環境づくりが大切であるとかんがえる。農薬もしかり、原発もしかり本来使用しなくてすむ道を選びたいものである。関連して被覆材であるマルチについても新たに使用すべきかどうか、草を抑えること、被覆による温熱効果、雨を抑えられるの3点で利用価値は高い、しかしマルチ材の後の処理の点で刈り払い機に噛まりやすいこと、燃やすとダイオキシンが出るなどのマイナス面がある。いずれも環境を汚すこと、作業効率をどのように考えるかである。いずれにしても年金暮らしの枠で考えると江戸時代あるいは昭和30年代以前の時代にさかのぼってどのように農業に取り組んでいたかで決まるきがする。団をとるとすればもみ殻被覆で行けそうである。あるいは稲わら、切わら被覆もありかもしれない。