10月26日の多古。天井田での生き物、まだ温かさの残る昨日のことヤマカガシの姿を確認できた。水田にはニホンアカガエルの雌だと思われる腹が膨れたのがカメラにおさめられた。近くにはカエルの住まいもあってしばらくすると穴に帰っていった。前日紹介したT-2、T-3水田の出来事です。よく観察するとT-S水田にあったと同じアカウキクサも1シーズン遅れて発生している。どうやら光合成細菌で作ったもみ殻堆肥が原因のようだ。香取の藤崎さんの水田で採れたもみ殻を材料に堆肥を作ったことからもたらされた気がする。あるいは染井の水田にも以前からあるからそことの行き来からかもしれない。いくつかの可能性はある。これからアカウキクサとのつきあいがはじまる。
10月20から3日間の雨でT-S水田は水がいっぱいで冬期湛水がすでにはじまっている。心配なのは昨年の秋から発生をはじめたアカウキクサである。不耕起栽培をはじめて2006年からであるから9年目であるが、光合成細菌入りのもみ殻堆肥をいれはじめてからのできごとである。現在2番穂が発生始めてその穂がアカウキクサの増殖する勢いでちょっと風が吹いたりするとイネが倒れてしまう可能性があるということである。これが枯れれば、空気中の窒素を固定してくれるありがたい植物であるはずであるが、なかなか理解されないということである。収穫後には切わらを帰し、クンタンともみ殻堆肥を散布しイトミミズの餌とするという過程で水を溜めた状態です。ただ下の水田にもアカウキクサが流れていくので、除草剤を使うと思うが、水と同時に迷惑をかけていると、気にはしているところである。