農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

土曜日が3週づづいて雨、雨の中大豆の植え付けを行う

2019-06-30 11:08:14 | 日本不耕起栽培普及会

大豆のへそ曲がり法の苗を植え付ける。小糸在来、あぜくろ、丹波黒、小粒大豆。連結ポットに挿した苗と直接畑に挿し木したものもあった。畑の準備としては前作が大麦、小麦であったが、刈り払い機で麦の切株や雑草を刈り払いながら平らにする。今年は畝幅を1メートル取り、株幅を60センチ、1列15メートル23株植えた。植え付ける時棚倉のミネラル、モミガラ堆肥、クンタンをそれぞれ1掴みづつ入れそこに苗を植え付けました。今年で4,5年目になるので麦との輪作で耕さない方式をとっているため土の硬さが軟らかく耕度が60センチ程度鉄棒が深く差し込めるようになっている。ミミズやアリ、ダンゴ虫、クモなど雑多な土壌生物が生息し柔らかくなっている。耕さない、輪作を取り入れる、藁や、雑草で畑に裸地を作らない(被覆)の3j条件が大切なようです。この後直播の自然栽培も昨年に引き継いで繰り返していきたいと計画している。大豆の播種は7月上、中旬がいいので7月5,12日あたりに予定したい。この2,3年の梅雨と異なりジメジメが続いているのでちょっと心配ではある。


大豆の栽培が今年もスタート、へそ曲がり法か自然栽培か?

2019-06-28 10:42:05 | 日本不耕起栽培普及会

6月8日から実験的に種を播いてへそ曲がり法の手ごたえをためす。佐倉の萩谷さんのハウスまで1時間半かかるので窓の開閉など、あるいは水かけのタイミングなどで、今年はすでに2つのミスが確認さえた。1つは防虫ネットをはぐるタイミングを逃して茎が伸びすぎてしまったこと、大事な丹波黒のタネが無駄になったこと。またハウスの温度が高すぎて力尽きてしまった。アゼクロという品種であるが初めの時点ハウスを締め切った3日ほどそのままにした。もう1つあるが、ハウスが高温になり30度から40度になるからいつも乾いている状態なので気が付いたら水を掛けるようにしたら、今度は丹波黒で防虫ネットをはぐった時、力のないものはカビてしまう。水が多すぎるためである。

佐倉の近所でラッカセイを栽培する石田さんは8,9年前岩澤塾でこのへそ曲がり法を学んだ、その時から丹波の黒白を作り続けている。特に白の品種は作りにくく同じ白の丹波を播いても時に黒の丹波に変身するときもあるということである。この白の丹波は味噌を作ると最高の味で孫がじいちゃんの味噌はおいしいねと言われ続けているので栽培をやめるわけにはいかない。私もカビが発生しやすく作りにくいのでやめようかと思ったがやはり続けていきたいと感じた。

   


水田雑草の発芽に関する不思議

2019-06-21 16:21:10 | 日本不耕起栽培普及会

雑草の診断という不耕起栽培に関する塾が五十嵐さんを呼んで6月8日佐倉で行われました。グループ学習で農文協の古い本を教材につかいました。耕さないことに拘った、たとえばイネの古株を残してぎりぎり刈り払い機での除草それも田植え直前に行うといった小規模な小回りの利く水田では発生する雑草も限られてくるのでかなり自由が効く。多古で15年目の3セの水田は雑草の種類まで特定できる。一方5セの12年目の水田はこの2,3年乾き気味の状況が続いたところ井草の種類がはびこり刈り払い機で3,4回かりはらったが自由にならなかった。多古で天井田で大塚さんが刈り払い機を使って水田に水が漏水しないようにと繰り返し刈り払い機を使っての均平を行ってくれたが田植え後はたして雑草の発生は抑えられるのか大変悩ましいところである。この水田は水持ちが悪く畦際の代かきが必要であるし、縦浸透の可能性が大きい。ただまったく耕さないと下からの水の補給は持続的に行われるので意外と、田植えさえ行えばイネは適当に育ってくれる。意外と強いものである。しかし規模が大きくなって商業的におこなって農家は不耕起用の田植え機が無くなってしまったので、除草を大きなテーマにして対応が必要な時期にきている。