農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

水面を自由に歩くクモの存在

2020-09-28 10:31:59 | 日本不耕起栽培普及会

秋から冬にかけて活発に動き回るクモたち、本来クモの巣を張るクモ、ところが秋の水田に入って草取りを始めると目に付くのがクモの巣を張らないクモたち、名前は忘れてしまったが、畦周りに生息するトビムシを餌に活発に動きまわる。7,8月に稲の間に産卵しその後冬の寒さもものともせず生き続ける。農薬には敏感で慣行田には数がかぎられる。ここ多古の里山では農薬や化学肥料を使わないから彼らの自由である。カエルやアマガエル、カマキリ、などと益虫としての意味が大きいと思うが農薬万能の世界ではほとんど顧みられない。除草剤も本来使うべきではない。農村の高齢化が農薬、除草剤の使用を許しているが生き物にとっては住みづらいことである。日本人の潔癖さが影響しているのかな。1箱60グラムで4.5葉の成苗苗を植えれば病気にも害虫にも強いコメが採れるのに残念なことである。

とりあずクモの写真を参考にしてください、キズキグモ?


多古のT-s水田稲刈り後の雑草、切りわらの散布

2020-09-27 10:06:16 | 日本不耕起栽培普及会

9月19日刈り取り、22日台風襲来を予測、あわただしく脱穀水分は18%佐倉の斎藤和さんの温室に避難、水田は湛水状態でしばらくはこの状態で行く予定。ザリガニやカエル、タニシ、クモなどの水生の生き物たちのことを考えてここはこの状態を維持しようと思う。雑草の種類はイボクサ、コナギ、ミゾソバ、オモダカなどでできるだけ花が咲いたら刈り取りたいと思う。畑と同じで裸地にはしたくない。切りわら、もみ殻たい肥、昨年の腐ったわらなどを入れて当面の生き物の餌としたい。五十嵐の8月以降水田を乾かすを試したりしていたがザリガニの穴などを見ていると、またクモが水中を盛んに行き来しているのを観察していると、生物多様性の生き方の方が性に合っている感じである。今年の雑草は開花が遅く元気が乏しいきがする。また畦周りからこれから侵入してくる雑草も気になるところである。


読みたい本が連続して発生、「関さんの森」の奇跡など3冊

2020-09-25 09:48:05 | 日本不耕起栽培普及会

いのちの森づくり宮脇昭自伝、西出式微生物農法ー西出隆一著、「関さんの森」の奇跡ー関啓子著

宮脇さんの森づくりの本は、きっかけは今年になってニコルさんが亡くなり、黒姫にアファンの森を作った話を福田さんにしたら、森作りなら宮脇昭さんも有名だということで、今度はドイツのチュクセン教授のもとで「潜在自然植生」の理論と実践を学び地域にふさわしい植生を身近な鎮守の森の植生から関東のこの辺ではタブ、シイ、カシ、椿などの種を集めポットに直播し直根で育てたものをマウントにして植えることで2,3年後には勝手に育っていくそうです。新日鉄やトヨタなどの企業敷地に緑地帯を作る運動などに広く応用されているようです。

西出さんの農法はボカシの肥料の作り方で以前紹介したことがあると思うが今度新刊で自費出版された本です。これまでの体験を最後に残す遺言書のような本で会員方式で内部文書の感があります。1の字農法と言って元肥に徹し手作りで丁寧にボカシを作る。土の簡単な測定を科学的に導入し多収穫を可能にしている。

「関さんの森」の奇跡は千葉県の2003年のころ「里山条例」が出され残土の不法投棄横行を抑えようと自然回帰の運動が盛んだった。行き過ぎた都市開発に歯止めをかける。私たちの多古桜宮自然公園の成り立ちにも通ずる内容である。中身の紹介は改めておこないたい。


稲敷の福田宅の稲刈りは9月30日の予定

2020-09-25 08:58:35 | 日本不耕起栽培普及会

7畝の田んぼで自家消費と親せき筋にいくらか買ってもらうということで初めて3年目、いくらか欲が出て新しいバインダーの購入計画で刈り取りが遅れてしまった。1昨日田んぼ周りのすそ刈りを行い、雑草ではヒエと外来のミソハギの仲間を重点に抜いている。取水口周辺は肥沃なせいか19,20本と株がでかい。真ん中あたりは雑草に負けたのか茎数が少ない、また道路側の奥が昨年から水田が高く水の循環が悪く株の育ちは順調であるが10日ほど熟成度が遅れている。本人は3俵を超えたいと言っているが、期待道理に行くか楽しみである。畔周りの一部に里芋を植えている。不耕起栽培に関する掲示板も月1回張替を目標に設置を始めた。


多古T-sイセヒカリ刈り入れ、例年にない順調な稲の姿

2020-09-20 07:51:27 | 日本不耕起栽培普及会

9月3日T-s水田の稲の姿を見たとき例年になく人に見てもらっても上出来な稲だった、その時土は乾いていた。ところが17日行ったら水が溜まっていた。水を落として大木さんとオダづくり用の竹を切りに行ったり稲刈りの準備をして昨日金坂さんにバインダー付きで来ていただき、桑山、福田、大木等と私で5セのイセヒカリの刈り取りを行う。10時から2時間でほぼ終わり、午後は満月モチと巨大胚芽の玄米用の稲を手がリした。今年満月モチは田植え時期に水が多すぎてザリガニを誘い3回ほど補植を繰り返したが駄目で最後は紅餅とかミドリマイなど残っていた苗を混植した。胚芽米は佐倉の藤崎さんから頂いた、来年の種ようになればと1箱分植えた。今年の苗はハウスをを使わず3月22日播種、田植えは5月10日当たりに行った。イセヒカリも同じ日に播種したものである。福田さんの芝生の庭で平置き発芽させ、その後プールに移し管理したものです。