農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

伊豆の武重さんの多年草化に面白い事例

2024-01-13 10:26:51 | 日本不耕起栽培普及会
不耕起栽培普及会の相模原の小川誠さんは稲の多年草化に研究をシフトさせている。そんな時伊豆の武重さんが面白い事例を紹介している。1昨年前見学させていただいたが、1例は脱粒性の朝日という品種で前年に刈り取った後にまさにこぼれた種が翌年発芽する事例で前年の脇の畝に守備よく発芽することで適度に雑草を刈り取れば新たに田植えしないでも済むというまさに多年草化と同じ原理である。彼はそれを2年体験している。
もう1つの事例は小川誠さんの湛水はしないが、品種は亀の尾というコシヒカリの親で伊豆の武重さんの水田は棚田で冬の時期は水がなく、暖かなせいか水がなくても枯れないで株が残り、株元から翌年芽が出て改めて田植えしなくても稲がそだつ。いずれにしても慣行栽培で農薬、化学肥料、除草剤で当たり前の農家でなく自給的な形で参加できるコメ作りが今後目指すのには愉快な事例ではないだろうか。