農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

香取藤崎さんのところで米ぬかを発酵させて増量して散布する

2014-10-31 14:28:16 | 日本不耕起栽培普及会

藤崎さんは毎年米ぬかを水田に散布するが、いつも1工夫する。水生バイオ、あるいは昨年は光合成細菌と米ぬかをベースに変えている。新たに今年はアーゼロンという発酵物質を使っている。これに鶏糞を少々いれている。すでに数日たって表面に放線菌が発生した状況であとは乾燥させるだけである。写真はアーゼロンの菌体と、その後放線菌が発生したろころです。
  


多古天井田生き物

2014-10-27 09:13:16 | 日本不耕起栽培普及会

10月26日の多古。天井田での生き物、まだ温かさの残る昨日のことヤマカガシの姿を確認できた。水田にはニホンアカガエルの雌だと思われる腹が膨れたのがカメラにおさめられた。近くにはカエルの住まいもあってしばらくすると穴に帰っていった。前日紹介したT-2、T-3水田の出来事です。よく観察するとT-S水田にあったと同じアカウキクサも1シーズン遅れて発生している。どうやら光合成細菌で作ったもみ殻堆肥が原因のようだ。香取の藤崎さんの水田で採れたもみ殻を材料に堆肥を作ったことからもたらされた気がする。あるいは染井の水田にも以前からあるからそことの行き来からかもしれない。いくつかの可能性はある。これからアカウキクサとのつきあいがはじまる。

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多古T-S水田のアカウキクサ

2014-10-26 08:35:26 | 日本不耕起栽培普及会

10月20から3日間の雨でT-S水田は水がいっぱいで冬期湛水がすでにはじまっている。心配なのは昨年の秋から発生をはじめたアカウキクサである。不耕起栽培をはじめて2006年からであるから9年目であるが、光合成細菌入りのもみ殻堆肥をいれはじめてからのできごとである。現在2番穂が発生始めてその穂がアカウキクサの増殖する勢いでちょっと風が吹いたりするとイネが倒れてしまう可能性があるということである。これが枯れれば、空気中の窒素を固定してくれるありがたい植物であるはずであるが、なかなか理解されないということである。収穫後には切わらを帰し、クンタンともみ殻堆肥を散布しイトミミズの餌とするという過程で水を溜めた状態です。ただ下の水田にもアカウキクサが流れていくので、除草剤を使うと思うが、水と同時に迷惑をかけていると、気にはしているところである。

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紅モチのオダ干しと天井田の紹介

2014-10-25 07:03:55 | 日本不耕起栽培普及会

今年佐倉の和田地区に塾を移し、和田小の脇の休耕地を開墾、実験用の水田を100坪作りそこで乳苗の継続を行った。そこで栽培した紅モチが晩生の種類で今オダ干しの時期で、奥原さんに和田から多古の桜宮自然公園の天井田に運んでもらい天日干しを続ける。この地の水田が2004年からの不耕起湛水11年目の水田である。10月20日から3日間の雨で今は湛水状態である。この2枚の水田は不耕起栽培の期間が長いせいか雑草の生える種類が少なく畦からのヤベイズルかミゾソバ、コナギに限られている。ただ狭い谷津田で太陽光線の量が半分程度であるからもち米、3セで58キロであった。隣のいのちの壱も同程度であった。

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