農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

香取藤崎水田無肥料水田4年目、昨年は8俵採れた

2017-05-25 10:23:35 | 日本不耕起栽培普及会

藤崎芳秀さんの挑戦は続く、4年前からある企業に3反歩の水田を買い取ってもらう約束で無肥料無農薬で続ける水田がある。1年目5俵、6俵、8俵と収量が上がっている。草のでかたで当然収量が左右されるが、たまたまジャンボタニシが関与している。タニシのサイズが大きくならず小さいがとにかく数が多く活発に雑草を食べてくれる。イネの葉色も黄色でほかの水田の葉色と区別がつく5月22日にイトミミズの調査を簡易に行ったがまったくいなかった。

隣のF-2、F-1水田もその経験を参考に無肥料に挑戦ということになった。ただ今時点ではこれまでの蓄積があるのでイトミミズの生息は従来と変わりなく生息していた。いずれにしても農業用水や河川水がもとであるからその水が豊富な栄養を含んでいるとかんがえられる。F-1F-2水田ではジャンボタニシが大きく育ち巨大であることは事実で無肥料の水田とは異なった状況である。

  


手間がかけられず自然採草園になっている春の4点

2017-05-25 09:53:08 | 日本不耕起栽培普及会

昨年の暮れ見るに見かねて雑草を1回刈ったのがいけなかった。例年群生するシランがすっかりなくなってしまった。その脇で白のシランが3,4輪咲いている。その近所で紫つゆ草と小判草がさいている。10数年前旭の海岸地帯から種を取ってきて播いたら翌年から毎年庭で咲いてくれる。つゆ草も何時からか咲き始めた学生のころ染色体の観察に向いていると聞いたことがある。また北側の玄関側で咲くのは株が小さくなり1輪だけ咲いた赤のバラである。神崎のハウスバラ栽培農家でバラの更新の際いただいたもので5,6年咲き続けている。周りの庭木がおおきく育ち狭まっている花々である、特別な手当もせず茂りはじめている。

   


ツチガメや食用ガエルは珍しくなった、出くわしたゼ

2017-05-21 09:50:11 | 日本不耕起栽培普及会

戦後の機械化や農薬の散布でめっきり減ってしまった。昨日手植えによる田植えイベントを多古町染井で行った。4年前の春コウノトリが4泊5日で滞在した水田の位置であるがそこでツチガメを写真に収めることができた。深い田んぼで危ないとは思ったが撮影に挑んだ、案の定水田に尻もちをついてしまったが何とかカメラに収めることができた。普通の機械を使う水田では観察できない。貴重な代物である。

もう一点これは水田周りの土手際で観察できるカエルで食用ガエルとかヒキガルである。カメラに収めたい種類であるから希少種だろうが、里山の湿地に生息している。この写真は旭の旧干潟町の水田の土手ぶちで撮ったものである。多古の桜宮自然公園でもちょくちょく観察できる。このようなカエルが生息することでヘビやサギやカラス、サシバなどの大型の鳥類も生息可能となる。今後も是非残したい環境である。

豊岡や佐渡だけを残せばいいわけではない。身近な自然環境として広めていきたい。年老いて、過疎かしてお互いが先行き不安な面もあるが次世代にどうしても伝えていきたい。

   


連休中に家族で、田植え始めての試み、オタマがとりもついのちの会話

2017-05-10 10:12:28 | 日本不耕起栽培普及会

昨年の11月家族での餅つきを始めて企画し孫たちの子ども同志の交流がその時はモチと一輪車がお互いを取り持ったが今回の田植えでは、耕さず湛水を11年続ける多古T-S水田での出来事であった。日本アカガエルの産卵が2月10日ごろであるがその頃から湛水に気を使い水を切らさないようにして上の水田の方にも肥料のやり方までお願いして生き物に優しい配慮を行っている。結果はオタマジャクシだらけの水田ができあがった。3年生になる孫娘が下の子どもたちを引き連れ500ミリのペットボトルに一匹づつ数えながら採取し280匹とかを作業が終わった時点で、水田に返す時また数える。極めて単純なオタマジャクシとのやり取りである。大きいの小さいの足の生えつつあるもの、種類の違うのもあったかもしれない。2,3人の下の子どもたちを仕切って遊びを作っていく、実に教育的な場面であるし、いわゆる発達段階でのなくてはならない体験となる。本来水田は古代から受け継いで人間の思考回路を耕していく貴重な場面となる。現代では機械による作業があたりまえであるが、より多くの子どもたちに大きな苗の成苗で農薬も使わない環境で体験させることが必要である。オタマジャクシという生き物の集団を見るだけでここは安全なのだという場面を子どもたちは感じとってくれるようだ。写真はT-S水田の上からみたところでとりあえず1家族が終わった時点の3分の1終わったところです。