自然体の庭、野生の椿がいつの間にか大きく育ち、毎年花を楽しませてくれる。また私の家の庭はできるだけ自然に近い状態での管理をしていて、雑草は妻が刈り取って同じ場所に単純に積み重ねるだけの扱いをしていて、岩澤信夫さんから大豆の種まき用の土について(1)カブトムシが餌にしたシイタケの原木が朽ちた後の土が最高(2)今の雑草の草を積み置きし1年後にすっかり土に返ったものがいいと教えてくれた。そこで4,5年(1)と(2)をいづれも試した結果いづれも同じ結果だった。
最近になって岩澤文庫の中の「宇宙からにんじん」赤峰勝人著の本を読んでいたら後者の(2)の雑草を積み置きした1年後の土が野菜を育てるのに最高の土だということが書かれていた。そこでは赤峰さんが長年化学肥料や農薬を使い続けた経験から、そこから脱出するまでの長い道のりを刻銘に記録していて深い感銘をうけた。またこの本には巻頭言で旭の阿部建設社長が(すでに故人になられたが)
、聞くところによると阿部さんは大分の赤峰さんの所へ出かける途中の列車のなかで倒れられたと聞いている。旭は現在私の住んでいるところで阿部社長は顔見知りであった。