農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

和田地区での塾用苗の様子

2014-03-23 20:14:26 | インポート

多古用についで3月15日斉藤和さん宅で播種したコシヒカリの苗箱は和田の藤崎言行さん宅のハウスで管理され今日確認に行ったら丁度積み置きから平置を済ませたところであった。日当たりが良く温度が上がりやすいために発芽が8日目で平置が可能となった。上下の入れ替えも手間をかけておこなったために箱によるばらつきも少なく、また今年の天候が冬型で雨が降っても翌日はまた晴れるという環境だったのでカビの発生もすくなかった。

藤崎さんはそのほか今はハウスで早出しのトウモロコシをはじめ2,3年目のようで光合成細菌や納豆菌の増殖を行って病気の発生を農薬無しで研究されている。トウモロコシにセンチュウ対策としてカラシナを同時に混植している。栽培面積は少ないが小規模であるがゆえに目の行き届いた無農薬栽培で価値を高めている。安心安全を売りにしている。

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播種後の様子

2014-03-23 09:14:36 | 日本不耕起栽培普及会

3月8日は種し多古の桜宮自然公園のハウスに積み置き3月15日まだ発芽が始めていなかったが立川の鈴木・甫仮さんに平置を頼み、その後の経過を観察、昨日成田の佐瀬さんとホワイト・シルバーをはぐって全体を確認する。コシヒカリ、いのちの一、福知山の光、黒米、夢ピリカなど多数の品種を一緒に並べてあるので発芽ぞろいは様々である。ある程度発芽がそろったのは2週間目の22日の昨日であった。ハウスの温度は締め切ったままを通し午後で34度まであがっており、地温は28度まで上がっていた。少し伸びすぎる品種もあるかもしれないが窓側の箱は寒くてまだ発芽を始めていないのもある。ただ今年の2週間は比較的晴れの日が多く雨が降っても翌日は晴れるといった天候であるため雑菌の発生が少なくまだエンザーの世話になっていない。しかしこの時期はイネの発芽が順調にいくかどうかで気がやすまらない。しかしイネたちの力を信じ、きっとうまく行くだろうと気持ちを前向きにしている。ハウスの外ではカワヅ桜がきれいに咲き始めていた。また今年はミドリマイだけは3月21日、1週間遅れで種まきをおこなった。右肩が上がらなくなり植木屋さんの飯塚さんにサポートを昨日頼んだ。

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冬期湛水と不耕起栽培これと雑草との関係

2014-03-21 07:17:33 | 日本不耕起栽培普及会

水田に水が入ることで雑草がおさえられる。特に畑雑草といわれる草は水を途中で切られることでそこに存在する雑草の種は発芽してくる。したがって冬期湛水で秋のうちから水田に水をたたえることで雑草は生えなくなる。印旛沼とか琵琶湖周辺とか元々沼の周辺の水田地帯は自然状態で湛水が当たり前であった。ただみずの存在を自然のままにしておけば場所によっては深い田んぼであり作業性は悪くなる。香取の藤崎芳秀さんの地域でも昭和35,6年頃までは水路で船が足代わりに使われていた。平坦な平場地帯であるから基盤整備が行われて利根川の砂を水田に50センチも堆積して現在の機械の入る水田に改善された。基盤整備が初期であったから暗渠設備は施されていないが給水は蛇口で川のみずを取り込み、段差のある排水路に水を流す構造になっている。魚などの生きものは自由な行き来はできない。昔メダカのがっこうと一緒の活動をしていたときには近在の土水路に生息するメダカを捕獲して水田にはなしたり、秋に水田の水を落としたとき大量のメダカが排水路に流れ落ちるのを捕獲してフロ桶の古いのに入れて冬の間飼育していた。このメダカを春先田植えと同時に水田に放すと6月には数万匹に増える。私は2001年6月9日この藤崎さんの水田に始めて生徒を連れて見学に訪れたがその時すでに水田で泳ぎ回るメダカを見て感動した、その結果この不耕起栽培のイネ作りにはまってしまった。その後多古でもっと原始的な谷津田の池のある田んぼでメダカの行き来できる水田で米をつくってjる。いづれにしても湛水にすることで雑草は押さえられることは確かであるしメダカやドジョウなどの淡水魚は生きつづける環境となる。その分彼らが生きつづけるための配慮は必要となる。


雨の予報を聞いて今朝小麦に追肥

2014-03-20 10:32:14 | 日本不耕起栽培普及会

昨年十一月から水田に小麦を育てることに挑戦、秋のうちに播いたのは種が悪く、また鳥の被害を受けて発芽しなかった。正月過ぎてから、ハウスに8箱分播いたのと、酵素に浸したあと直接は種したのと比較試験をおこなっている。昨夜の天気予報で雨ということだったので朝5時半におきだし6時から7時半の時間帯でおから入りのモミガラ堆肥ー光合成細菌で発酵させたものーを4袋昨日運んで置いてそれを移植小麦に施す。コウノトリが飛来してきた隣の小麦畑なので気持ちが高揚し、つい張り切ってしまった。雨が降る前に堆肥を与えておきたいという思いからである。その後桜宮自然公園のハウスに移動、イネの播種11日目の発芽状況を観察。ヤット一部の箱が発芽を始めたばかりである。しかし今年は朝晩冷える割には晴れの日が多く順調な展開である。

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