まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

宮島の風景

2016-06-25 23:29:52 | 風景
もう半年以上経ってしまったが・・・去年の11月に、広島へ行ってきた。
妹から、ライブに行くのだけど安く行く方法がないかと相談があり、二人なら安い宿付きのツアーを使えると
いうことで、便乗したのだった(笑)

駅で広島焼きを食べてから、マツダスタジアムへ行く妹と別れ私は宮島へ。
宮島って、小学校の修学旅行で行ったはずなのだが、まったくもって記憶がなく、唯一お土産のしゃもじを
買ったことだけ覚えている(苦笑)。
誰かのブログで古いまちなみを見て行ってみたいと思っていたのだった。
しかし宮島はもう世界遺産の観光地、すごい人混みじゃなかろうか・・・


JR宮島口駅で下車。なんてことはない、普通の駅だ。
そこからまっすぐ海へ向かって100mあまり行ったところに宮島行きの船乗り場があるのだが、
その脇に広電宮島口駅がある。


最初広島から広電で行こうと思ったのだが、時間がかかりすぎるのでJRを選んでしまったのだった。
終着駅である広電宮島口駅に着く方が旅情があるんだけれども・・・今回は時間優先で。


さて、宮島へ渡る船は宮島松大汽船とJR西日本宮島フェリーの2社が運航しており、JRの船は
かつての青函連絡船や宇高連絡船などと同じようにJR線の一部である。今や国内で唯一の鉄道連絡船で
青春18きっぷでも乗れるレアな航路なので、JRの船に乗ってみることに。




宮島口と宮島の間は結構距離もあり、ちゃんとしたカーフェリーでの運航。さすがに「渡船」ではない。


離岸すると牡蠣の養殖いかだを横目に見ながら、厳島神社の鳥居に接近。約10分で宮島に到着。




船乗り場は完全にJRの駅だな!


ここから鉄道線に直通のきっぷが買えるのだ。


海沿いでなくちょっと内陸側の路地を歩いてみよう。大勢の観光客が同時に下船したが、こちらの道には
あまり人がおらず静か。普通の住宅もたくさんある。宮島には人も住んでいるのだ。
ほとんどの観光客は船着場から厳島神社までの往復しかせず、宮島=厳島神社のイメージだろうが、
地図を見ると宮島自体はかなり大きな島であり、観光客が見るのは島のごくごく一部であることが分かる。


船着場のすぐ裏手の小山、要害山に登ってみた。上には今伊勢神社があり見晴らしもいい。
地元の子供の遊び場になっているようで、何この人??みたいな視線を受けて退散(苦笑)。


裏手の道にも徐々にお店などができているようで、路地を覗きながらのまち歩きも楽しい。




宮島には鹿もいる!!奈良の鹿よりは世間ずれしていないかな(笑)


「大鳥居の内側で貝を取ってはいけません 厳島神社」
しかし横や外側では潮干狩りしてもよいのか、「稚貝(1.5cm以下)はほらないでください」
「貝は1人1枡(3kg)以内とします」との二日市市の注意書きも。


厳島神社は海上に作られているのでこれまでたびたび台風で被害も受けてきた。しかしそのたびに
元通り復旧して今に至っているはある意味すごい。これが住宅とかだと、再び被害を受けないように
高台に移転したり前に堤防をつくったり、建物の構造を鉄筋コンクリート造にするとかするはずだ。


いくつもの建物が渡り廊下でつながれた社殿は寝殿造をベースに造られている。修学旅行のときは
入ったんだったっけ???記憶がないが・・・今日もあまり時間がないので外から見るだけにする。

続く。


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ウェスティン都ホテル京都 佳水園

2016-06-18 21:29:43 | 建物・まちなみ
6月の洋風建築めぐりは京都の蹴上にあるウェスティン都ホテル京都。現在は外資が入っているが元々は
1890(明治23)年のからの126年?の歴史ある都ホテルである。




新本館は村野藤吾の設計で1960(昭和35)年に建て替えられた。2002年に改修されているが
アプローチ沿いの石を埋め込んだコンクリート壁は当時のものらしい。やわらかい曲線の壁は有機的なイメージ。


客室のバルコニーの手すりのパネルは、阿倍野の近鉄百貨店の旧建物にもあった鋳物の透かし模様。


佳水園は新本館と同じ1960年に建てられた。入口の門こそこんな苔むした屋根だが
この客室棟は、新興数寄屋と呼ばれる、村野藤吾が世界的な流れをいちはやく取り入れて作り出した
新しいスタイルである。

なお、佳水園に行くにはロビーからエスカレーターで4階まで上がらねばならない。
敷地が山麓にあるためであるが、その高低差には驚く!

門を入ってすぐに木の植わった築山があるのだが、何とこれは天然の岩盤だとか。ほぉ~!
この場所には大正時代に「喜寿庵」という別荘建築が建っていて、小川治兵衛の長男、白楊が
岩盤をそのまま利用した庭を造っていたのだという。その跡地に佳水園を建てた村野藤吾は
この庭をそのまま活かしたのだ。


白砂の庭を囲んで配置されたいくつもの部屋が廊下でつながれている。屋根の勾配は極端に緩く、
また軒の厚みが薄いのでとても軽やかで、空と一体的となった印象を受ける。


そんなイメージは建物の内部でも感じられる。
白木とサンドベージュの塗り壁の内装に、斬新な変調格子の障子や衝立がポイント的に配されている。


北欧のインテリアとも通じるような軽やかで洗練された空間。これが50年以上前に作られて
いたのだから驚く。


中庭を望む大きな窓には軒先に簾が下げられ、庭からの間接的な光が室内をやわらかく照らす。
中庭の中央には、池ではなくひょうたん型をした芝生の小山が。

ただ、屋根勾配の緩さや樋がないことで雨には弱く、傷みが激しいのだとか。

外国人のお客が多く客室はほぼ満室ということだったが、チェックイン時間前に一部屋見せて頂いた。
部屋は簡素でこじんまりした空間で、村野藤吾が自らデザインした照明器具が残っていた。

床下の換気口のオシャレなこと!

そのあとは、当初あった木造建築「葵殿」の欄間が再現された東館のホールを見学。


京都の三大祭の行列を部屋の四方にぐるりと描いたステンドグラスが見ものだが、オリジナルを
移設したものなのか、復元したものなのか、はっきりしたことは分からないようだった。
葵殿はなくなってしまったが、小川治兵衛作の葵殿庭園は残されており、起伏を生かして作られた滝は
今も水しぶきをあげている。

歴史を重ねる中、それぞれの時代に足し引きされてきた施設が敷地内に混在する都ホテルは、迷路宿の
趣もありおもしろいな!!

解散後お茶をしようとホテルの喫茶室を偵察したが、ちょっと手が出ず・・・(苦笑)
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2016.05.02~08 北海道・東北の旅 もくじ

2016-06-16 23:03:08 | Weblog
GWを利用して、新日本海フェリーでの船旅を実行してきた。
舞鶴から新日本海フェリーで小樽へIN、北海道で遊んだあと、苫小牧から秋田へフェリーで移動。
秋田から東北を横断しながら温泉を楽しみ、仙台からピーチでOUTの、6泊6日。

憧れの船旅
南小樽の夜歩き
南小樽の朝歩き
鯉川温泉旅館
ニセコ駅と茶房ヌプリ
余市再訪
余市から苫小牧港へ
秋田港の貨物風景
角館の建物めぐり
角館から水沢温泉へ
鶴の湯と国見温泉石塚旅館
盛岡の近代建築めぐり その1
盛岡の近代建築めぐり その2
盛岡の近代建築めぐり その3
盛岡の近代建築めぐり その4

こんな長期の旅はかなり久しぶりで、フェリーと飛行機は早くから押さえてあったものの具体的な
動きを詰めたのは結構直前。現地での移動手段が不便なだけに、ちゃんと決めておかないと
とんでもないことになるので、今回は念入りに計画。結果、すべてがうまくいった!!
せっかくいい季節なので素敵なお店で優雅なランチをしたりと、いつもの私の旅とはちょっと違う、
旅番組みたいなおしゃれな女子旅じゃない!?・・・って貨物駅を見たりしてるけど(笑)
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盛岡の近代建築めぐり その4

2016-06-15 23:46:44 | 建物・まちなみ
盛岡の続き。

盛岡のA級銀行建築の1つ目は、第九十銀行本店本館。1910(明治43)年築。
現在はもりおか啄木・賢治青春館となっている。このときは開いていないようだったが、朝早かったせいか。
ま、開いていても時間的に見る余裕は全くなかったのだが(汗)


サンドベージュ色のタイルと石材のコンビ。デザイン的にもちょっと変わっていて面白い建物だ。
石材も、隅石やアーチ部分などの自然な割り面と、整形された部分とがミックスされていて表情豊か。


特に窓下の水切り材の断面や、こんなビーズ型のパーツなど、特徴的な装飾が目を引く。
明治建築なのにモダニズムっぽい要素もあったりして斬新で面白いな!


向かいにあった、唐たけし写場。こちらも古そうだな。。フォントがかわいい。


こちらは盛岡銀行本店本館。1911(明治44)年築。見ての通りの辰野式のレンガ建築。
ご立派すぎて私はちょっと・・・
しかし今も岩手銀行中ノ橋支店として営業しているようだ。それはすごいな!!


さすがにこの建物の前では、朝っぱらからここ目当てに繰り出して来たらしい観光客たちが
それぞれにカメラを構えていた。


中ノ橋通りの銀行三兄弟(笑)の最後は、盛岡貯蓄銀行。1927(昭和2)年なので先の二つより
だいぶ時代が下る。しかしやはりギリシャ神殿風の列柱を並べた威厳あるスタイル。


現在は盛岡信用金庫本店。
こんな大物銀行建築がずらりと並んでいる中ノ橋通りって、いったいどういうところなのか??
中津川左岸のエリアは盛岡城下の商業の中心地として豪商が軒を連ねていたといい、
中ノ橋通りは近世~近代においてビジネスの中心地だったようだ。


こじゃれた商店建築もポツポツ。アシンメトリーなデザインが面白い。


そこから北へ抜けたところに、盛岡消防団第5分団が。やぐらが屋根の上に載るシンボリックな外観。


水色の板壁と赤い屋根がかわいい~!1913(大正2)年築の建物は今も現役だ。


木造建築なので火事には気をつけて、これからもずっと残ってほしいな!


あぁ、楽勝かと思っていたが想定外の建物を見つけたりして時間が押してしまった。ヤバイ。。。
路線バスに乗ろうと公会堂前のバス停で少し待つが遅れているのかいっこうに現れない。
たまらず早足で歩き出し、次の次のバス停で追いついて来たバスに乗る。
まったく・・・旅人にとって路線バスはいつも心許ないものだ。高速バスはまだ信頼できるが・・・


盛岡駅西口のバスターミナルはとても使いやすい。駅の自由通路を渡ると目の前にロータリーがあって、
地上へ下りる必要もないし、道路を渡ったり迂回しする必要もない。うまく設計されているな。

清々しい残雪の岩手山が線路の向こうに見えた。

仙台へ戻るバスの車窓から岩手の雄大でのどかな田園風景を眺めながら、今回の長い旅を思い返し
北海道にいたのがもうずいぶん前のことのようだなぁ~としみじみ。
岩手って、仙台までピーチで、そこからバスに乗れば意外と大阪からも来やすいことも分かったし
また近いうちに来たいな!!

仙台駅の牛たん通りはGW最終日だからかめちゃくちゃ混んでいて、1時間とっていたけどギリギリ・・・
40分ほど待ってから20分で食べ終わって予定通りの電車で空港へ。仙台空港ももうおなじみだ。
約40分に1本というアクセス線のアクセスの悪さだけは何とかして欲しいが(苦笑)、
ピーチも遅れることなく旅は無事終了。楽しかったぁ~!

終わり。
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盛岡の近代建築めぐり その3

2016-06-14 23:32:21 | 建物・まちなみ
盛岡の続き。

今日は朝10:40の仙台行きのバスに乗らねばならない。
ここ1年ぐらいの間に何度も最終便で痛い目に遭ってきた。一度は札幌発関空行の最終便の到着が遅れ
関空で夜を明かす羽目に。。一度は鹿児島発神戸行の便が悪天候で運休となり高い新幹線で帰る羽目に。。
一度は悪天候で鉄道が途中で止まり福岡発関空の最終便に間に合わずチケットが紙切れに。。。
それで今回の長期旅行の最後は安全を取って早めの便で帰ることにしたのだ。
昨夜のうちにだいぶ見ておいたので、朝からの散策はちょっと楽できそうだ。

北上川にかかる開運橋。

盛岡宣教師館。寒さに震えた昨夜と打って変わって暑いぐらいの日差しに黄色い壁が映える。
現在は善隣館というNPO法人が入居する「奥羽キリスト教センター」という施設である。
1920(大正9)年築。


ちょいとまちなかへ入るとえらく古い建物が目に入った。何だこれは!?
外壁の板の張り方などちょっと凝っているな。


モミの木だろうか、ここだけ都心部とは思えないような生え方をした木立が。


「岩手塩元売株式会社」と書かれた事務所と倉庫が同じ敷地内にあったので、同社の旧事務所棟だろうか。

このあたりは盛岡城の西側のエリアだが、ちらほら古そうな商店や民家が見られた。

盛岡市最古の洋風建築という旧石井県令邸を見に行こうと、中津川にかかる橋を渡り清水町の方へ
歩いていくと・・・うわっ!!これはチェックしていなかったなぁ!船山内科クリニック。
現役の施設のようだ。


壁のレリーフの陰影がくっきり美しい。


さらに進んでいくと、石井邸の屋根が見えるのだがアクセス路が見つからずうろうろ。ふと目が止まった
変な形の屋根の建物。何だこれは??店舗のようだが。


気になって近寄るが、道路に面して安っぽい増築がされているので古いのか新しいのかよく分からない。
でもよく見ると煙突があったり軒飾りがあったりするし、裏には古い和館が建っていて敷地は結構広い。
左半分がスパッと切り取られたような不自然な形になっているので、元はもっと広かったのだろう。

店も閉鎖されており空き家のようだ。いったいナニモノだろうか。

そして結局ぐるっとほぼ一周してたどりついた旧石井県令邸。この建物は周囲のまちなみから
25度ほど斜めに建っているのが不思議だ。路地から見ると斜に構えたように見える(笑)。
1886(明治19)年築。盛岡市の保存建造物


総二階建て(南面は三階建て?)のほぼ真四角な建物。軒の出が全くない屋根からはいかにも
直輸入といった感じを受ける。


現在はギャラリーとして活用されているようで、内部に入れる機会もあるようだ。
玄関ドア上のステンドグラスは新しいものに見える。しかしその上の窓だけちょっと異質。


こちらは東北総業事務所となっている、工藤勝四郎家所有煉瓦建物。暗めの色合いの煉瓦が
落ち着いた雰囲気をかもし出すこじんまりした建築だ。


鉄格子やリベット打ちのよろい戸がいかめしく、質屋の蔵のようにも見える。


斜め向かいのこの建物もモダニズムだな。軒まわりの蛇腹が面白い。


あと少し続く。
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