まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

西宮市東地方卸売市場

2012-02-09 23:12:34 | 風景
西宮市役所から次の現場に行くため国道2号線をJR西宮駅へ向かって歩き出した。

おや、この阪神間の大動脈である2号線に面して、えらくレトロな果物屋があるぞ。
この店の奥にはおしゃれなカフェがあるようだ。フルーツパーラーか?へぇ、面白いな。

あれっ、また果物屋か?ここもよく見ると、1Fはおばちゃんがやっているれっきとした(?)
レトロ店なのだが、上は若者のセンスのダイニング。コラボが流行っているのか!?
しかし果物屋が多いのは近くに病院でもあるのかな?


・・・うわっ、このアーケードは何?「西宮市東地方卸売市場」。へえ〜こんなところに
市場があったのか。ちょっと覗いてみよう。


おお。。。かなり古い板張りの商店が並んでいる。。草に覆われている建物もあるが、
進んでいくと空き屋に交じり営業しているところもぽつぽつある。
営業店舗が少ないのは午後だったからだろうか。


青果を扱う店が目につく。先の2号線沿いの果物屋は小売り向けの場外市場といったところか。
そのほかも食品が主なようだ。




市場は意外と広く、2号線とJR線の間に東西方向の通りが2本通っている。
中央あたりには広い空間もあり、ここで競りが行われているのだろうか。



市場を抜けるとJR西宮駅前のロータリー。JR西宮って阪神西宮や阪急西宮北口に比べて
マイナーな印象で、ここの駅前に来るのはおそらく初めてだったが、駅のすぐ脇にこんな
タイムスリップしたような世界が広がっていたとは!
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鶴橋曲線

2012-02-06 00:08:53 | 鉄道風景
以前、「中之島曲線」という記事を書いたことがある。
セルロイド会館の見学の帰り、鶴橋駅から地下鉄に乗ろうと千日前線ホームの一番東寄りに
立ったところ・・・おや?

乗車位置表示の横に「鶴橋曲線」の文字が!

千日前線の今里駅から西南西に方向を変え、鶴橋駅の手前でまた真西方向へ復旧する、
その部分のカーブのことを言うのだろうか。
ここはごく緩いカーブに思えるが、これで名前が付いているぐらいなら他にもいっぱいありそうだ。
ホームの端は要注目である。

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大阪セルロイド会館

2012-02-05 00:17:29 | 建物・まちなみ
今月の洋館めぐり講座は東成区の今里にある大阪セルロイド会館


存在は知っていたが実際に見たのは初めて。これまで本などで見ていた印象よりも
ずいぶんきれいなのは近年外壁を塗り直したせいだろう。
この建物は西田勇という人の設計で1931(昭和6)年の築。
戦前大阪府営繕課に在職し北野中学や今宮中学などのモダニズム的建築を設計した人だという。
内部もかなり改修されているが、アール部分の階段は設計者の意図したイメージを今に伝えている。






西田勇はタイル使いの好きな人だったようで、この建物にも趣のあるタイルが各所に使われ、
竣工当時のものと思われるタイルがところどころに露出している。




北入口の扉周りに貼られた無釉の色土タイル。


サッシもほとんど交換されているが、南側壁面にある小さな丸窓の鉄製サッシはオリジナルだろう。
丸い輪に指をかけて押すとガラスが回転して開く構造である。


鉄板から切り出したような手作りっぽい造作。


資料室でこの建物の設計資料などを見せていただく。

この部屋のショーケースには懐かしいセルロイド製品の数々が展示されている。
そしてお話を伺ったところによると、あのセルロイドの原料は何と、綿(コットン)なのだ!
硝酸綿に樟脳と溶剤を加えて繊維を溶かして生地作るのだという。そうか、セルロースかぁ。


石油製品であるプラスチックが作られるまでは、このセルロイドが軽くカラフルな材質として、
金属製品やべっ甲の安価な代替品としても大いにもてはやされたのだ。

今里は「十河与三郎が大阪セルロイド、中谷岩次郎が中谷セルロイドを設立した場所」であり、
セルロイド関連の会社もたくさんあったという。

しかしセルロイドは燃えやすいのが弱点で密閉空間では自然発火することもあるらしい。
プラスチックにとって代わられ、セルロイド会社も合成樹脂や他の化学製品を作るようになった。

歴史あるダイセル(元・大日本セルロイド)堺工場もなくなってしまった。
時代の流れとはいえ、あのレンガ建築を近代化遺産としてもう少し残してほしかったなぁ。

しかしセルロイド産業が息づいていた今里のまちなかに、このセルロイド会館が残っていることは
とても有意義なことだ。
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本町駅のタイルが・・・

2012-02-02 22:43:13 | ディテール
ここのところ駅の改修工事をよく目にする。会社の最寄りの淀屋橋駅も、壁を引っぺがして
下地のコンクリートがむき出しになった状態が長らく続いている。

さて比較的古い地下鉄の駅のタイルはなかなか味があるという話は以前ここで書いたが、
御堂筋線の本町駅のホームのタイルは昔から変わった色の取り合わせだと思っていた。
赤と緑、補色である。200□ぐらいだろうか、ちょっと大きめのサイズで他の駅ではあまり見ない。
御堂筋線と中央線の赤と緑かとも考えたが、赤は血のように深いワインレッド。緑はかなり
くすんでいるがややパステルがかったグリーン。一般的にみてあまりセンスのいい色合わせとは
思えないが、、、やっぱり何かを象徴している色なのだろうか。
(※赤のタイルの横の緑は広告を貼るためのボードである)

しかしこんな変わった色のタイルも個性である。この洗練されていない感じも私は結構好きで(笑)
いつも電車待ちの間に眺めている。

ところが!!
今日会社帰りに乗り換えようと本町で降りたところ、、、端っこが引っぺがされてる!!

あいたたた・・・・これもなくなるのか、残念。。。。(涙)
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柳宗悦展と中央谷町ビルのタイル

2012-01-30 01:13:19 | ディテール
大阪歴史博物館で開催中の「柳宗悦展―暮らしへのまなざし―」を見てきた。
14時から写真家の藤本巧氏による記念講演会があったのでそれを聞くつもりでいたのだが、
先着250人というから余裕だろうと高をくくっていたら、何と満席!え〜っ
仕方ない。うだうだして家を出るのが遅れた私が悪い。。。

展示はとても充実したものだった。民衆の工芸の中の美。私が好きなのもまさにそれである。
建築も工芸品も、デザイナーが権威を振りかざして作ったものや高く売るために作ったものでなく、
民衆が必要から作りだしたもの、心地よさを求めて作ったもの、信仰心から作ったもの、
そういうものに本当の美が宿る。まったくもって共感する。
価値を高めるためのデザイン、機能を犠牲にしたデザインは気に入らない。
商業的な臭いを嗅いだとたんに冷めてしまう。私はひねくれた消費者である(苦笑)。

日本、朝鮮、沖縄、台湾・・・各地で「アノニマス・デザイン(無意識の美)」を次々と発見
していく作業はどれほどワクワク興奮したことだろう。
情報が氾濫し商業主義に覆い尽くされた現代、それはもう絶滅してしまったのではないだろうか。

しかし、まちなかで忘れられていたり美しさに気付かれていないものはまだまだある。
この「まちかど逍遥」ブログで私は、そういうものたちに「眼」を向けて、美しさを見いだし、
紹介していくことを目指している。

・・・などと大層なことを言っているが、自分自身でハードルを上げてしまっているな。。(汗)
実際はまちなかで「おおっ」と目を引かれた超個人趣味的なモノを紹介するだけである。

歴博からの帰りに見つけた中央谷町ビルの壁のタイル。


いろんなパターンで波打ったタイルをランダムに並べて貼ることで模様が現れる。


それほど古いものではないが石のような質感がいい。




そのあとは、大手湯にちゃぽん。
ビジネス街の片隅に残る昭和レトロなお風呂屋。はぁ〜極楽!

谷町四丁目駅から徒歩10分。歴博帰りにどうぞ!
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