まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

2017.08.10~13 江差・函館 もくじ

2017-11-18 22:20:52 | Weblog
バニラエアの関空~函館便が運航されたというので速攻で予約、お盆の三連休に1日プラスして
3泊4日で行って来た。

知内温泉旅館に泊まる
江差線の廃線跡
江差のニシン御殿
檜山爾志郡役所
函館の建築めぐり 聖ヨハネ教会
函館の建築めぐり 元町配水場
函館の建築めぐり 旧イギリス領事館
函館の建築めぐり 旧相馬邸
函館の建築めぐり カフェ三日月
函館の建築めぐり 大正湯
函館の建築めぐり 五島軒と旧今井百貨店
函館市電駒場車庫
駆け込みで、函館の建築めぐり

別日程で函館に滞在されていたTさんと合流して知内温泉旅館に泊まり、翌日一緒に江差へ。
函館に戻ってからはずっと雨と暴風。ボトボトになりながら、吹き飛ばされそうになりながら、
建築めぐりをした(笑)。2回目の函館だが、前回中を見れてなかったところ、気づかなかったこと、
いろんな発見があって、やっぱり楽しいなぁ!
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駆け込みで、函館の建築めぐり 

2017-11-17 23:35:44 | 建物・まちなみ
函館の続き。 

駒場車庫から函館駅前へ戻り、ニチロビルのカフェMARUSENでランチを。


このビルは1934(昭和9)年築。日魯漁業函館支店として建てられた。
平面的なファサードだが、1階に半円アーチが並び、2階から上は同形の縦長窓が2つ、3つ、4つと
リズミカルな吹き寄せになっている。

※これは前日の夕方に撮った写真。

カフェは元事務所で天井が高く広くておしゃれな空間だ。
駅前の朝市と賑やかなベイエリアの中間の少し殺風景な場所にある分、落ち着いた大人向けのお店となっており、
ジャズライブなども定期的に開かれているようだ。


ハンバーグのランチを頼んで、出てくるまで店内をちょっとうろうろ。
入口部分の床がかわいいタイル貼り!六角形タイルと思ったら丸タイルだな。


その内側がクリンカータイルになっている。普通は外に近い部分にクリンカータイルが使われることが多いが。
トイレは上の階と言うのでいったん共用部に出たが、カフェ以外はごく普通のオフィスビルだ。
1階を誰でも入れるお店にしてくれるのはうれしいことだなぁ。


野菜たっぷりのヘルシーなランチ、とってもおいしかった~


建物を見ながらうろうろ歩いて十字街の方へ。
この辺りは前回違う道を通ったからかあまり見覚えがないな。。。


変わっているのが、この筋のいずれの建物も道路に面して平行に並ばず少し斜めに振って建っているので、
玄関先に三角形のスペースができている。アプローチを取るための工夫なのだろうか??


大通り沿いにもこういう古い商店ビルがたくさん残っているのは、奇跡だな!




十字街から裏道を歩いて宝来町の方へ。
函館には近代建築を利用したレトロカフェがたくさんあり、函館最後のお茶をどこでするか??
レトロ建築カフェマップを見ながら迷っていたのだが、やっぱり前回入れなかったひし伊へ行くことにした。


右側に母屋があり、2つの蔵がつながっている。もと入村質店の蔵であった。
ひし伊のサイトによると、1905(明治38)年築の蔵と、質草が入りきらなくなり1921(大正10)年に
増築された蔵があるように書かれており、おそらく母屋に近い方が明治、左側の大きい蔵が大正のものだろうと推測。


蔵と蔵の間に入口があり、和洋の素敵な小物で飾られている。左がカフェ、右がアンティークショップ。


蔵の中はこぎれいに改装され、レトロカフェというよりも上質なアンティーク喫茶。
次々と来店するのは旅行者でも熟年の夫婦が多い。私もちょっと有閑マダムの気分!?(笑)


さてそろそろタイムリミット。いったん宿へ戻って空港へ向かわねば。
宝来町から市電に乗って函館駅前まで戻る途中、おっ!あっ?あんな建物見たっけ???
建物に目を引かれてばかり・・・
宿で荷物を引き取って、函館駅前のバス乗り場から空港行きのバスに乗る、その前に・・・・
ダッシュでさっきのビルを見に行こう!!

このアシンメトリーのレンガタイル貼りの建物は何だろう。銀行っぽいがどうも空き家のようだな。。

そしてこちらは?色あせた看板の文字は「塩頼」?いやいや、「塩瀬」だな。検索してみると
お菓子屋のビルだったようだが、ここももう営業していなさそう。。。


2階と3階の窓の付け柱が面白いな!竹の節?背骨?これはテラコッタだろうか、それともモルタル造形?
ちょっとよくわからなかった。


そしてこちら、坂内タイル工業と書かれている。タイル屋だけに、ファサードに使われているタイルは
あっと目を引く素敵な質感だなぁ!!


よく見るとそのタイルは、まるで一枚一枚が彫刻作品のよう。または何かの化石のようにも見える。
全部が違った柄になっているので手作りのタイルなんだろうか。さすがタイル屋!!

・・・とゆっくり見てるように書いているけど、実は宿の最寄の電停で市電を待つ時間も惜しんで、ゴロゴロと
荷物を引きながら2駅間を小走りして見に行ったのだ。そして引き返す時間を考えるともう全く余裕がない!
ということで荷物を道端に置いて自分だけダッシュで建物の前まで50mぐらい走り、1分そこそこで引き返し、
またバッグを引きながら小走りで2駅、ギリギリ空港行きのバスに乗ったのだった。ゼイゼイ(汗)
あぁ、いつも最後は慌しい。。。

終わり。
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函館市電駒場車庫

2017-11-16 23:14:31 | 鉄道風景
函館の続き。

最終日も朝から小雨が降ったりやんだり。昨日よりはマシだけど、この旅の間じゅうついにすっきりとした
青空には出会えなかったな・・・

今日は朝から市電の駒場車庫へ。地図で見ると近いのだが実際に行ってみると結構遠い。湯の川温泉方面へ
30分ぐらい乗ったところに「駒場車庫前」という電停がある。


道路の真ん中を走る併用軌道からカーブを描いて車庫へ入って行く引込み線はやっぱりわくわくするな!!


こは函館市電の唯一の車庫で、本社もある。車庫は100m以上奥まで続いており、留置線や修理工場などが
前面道路からも見える。横や裏から車両が見えるかと横の道へ回り込んでみたが、不法侵入できないように
高い塀できっちりと囲まれ、場内の様子は全く見えもしなかった(苦笑)


「函館馬車鉄道記念碑」があった。それによると、1897(明治30)年に北海道で初めての馬車鉄道が開業、
東川町本社~弁天町(現函館どつく前)の間を、2頭の馬が客車を引いてレールの上を走ったのだとか。
国際色豊かで活気に満ちた港町をさっそうと馬車が走る、外国のまちのようなハイカラな光景だ。

1911(明治44)年に、函館水電が函館馬車鉄道を買収、これにより馬車鉄道は電化される。

この小屋が味わい深すぎる・・・
踏み石も廃線になった路線から撤去してきたものを使っているのかな。。




敷地内には立ち入れず道路から見るのみだが、新旧いろいろな車両が車庫内に停まっていた。


レールはくねくねと自由自在に延びて敷地の奥まで入り込んでゆく。


最近は新型車両でラッピングしたものが多いが・・・旧型のも少しは残っているようだ。昭和30~40年台
頃の車両だろう。


あぁ、来てよかった!!


さて、また建築を見るために中心部へ戻る。ちょっと効率悪いなぁ・・・


自由市場は日曜定休と聞いていたのでガッカリしていたが、市電で通りかかったら開いてるじゃないの!
ここが楽しい楽しい♪駅前の朝市よりも落ち着いた雰囲気で値段も安そう(と言っても観光客向けだろうが)。


ここで買ったニシンの「味噌みがき」と「みりん干し身欠きニシンスライス」、そして「鮭とば一番干し」が
もうめちゃウマ!!あぁ、あの味が忘れられない~(爆)


鮮魚も買いたかったがガマン・・・真夏だし、飛行機に乗るし。。。

空港に向かう前に函館駅前の土産物屋で買った「鮭重ね巻」「鮭太昆布巻」、こちらも顔がニヤけるおいしさ。
あぁ、もう一度これらを買うためだけにバニラエアで函館へ行ってもいいなぁ!(笑)

続く。
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函館の建築めぐり 五島軒と旧今井百貨店

2017-11-15 23:15:00 | 建物・まちなみ
函館の続き。

五島軒本店にやって来た。結構新しいなぁと思って前回は外観を見ただけだったが、ステンドグラスが
あるというし、食事をしなくても見せてもらえるらしい。


五島軒は1879(明治12)年創業、実に140年近くの長きにわたり函館で営業している老舗だ。
建物は1934(昭和9)年竣工。ここもまた、昭和9年の大火で焼けた後に復興した建物である。


骨がボキボキに折れてちゃんと畳めなくなってしまった傘を傘立ての後ろに隠すように突っ込む(笑)。
さっそく入口の風除室のらんま部分にステンドグラスがあった。すずらんだな。北海道らしいデザイン。


そしてホールの天井を見上げるとこんなレリーフが施されていて、やっぱり高級レストランの風格があるな!


見学のみと申し出て、エントランスホール、ロビー、階段などをうろつく。クッキーやレトルトカレーなど
を売っている物販コーナーもあるな。


やっぱり階段がいちばんの見どころ。


これだ!三人の女性を描いたステンドグラスが、踊り場のところにはまっていた。
レストランにふさわしく果物や魚などが描かれ、女性は異国風の風貌。


オパールセントグラスを巧みに取り入れ、女性の髪や衣服のドレープを表現している。


背景は幾何学的でモダンなデザインだ。紫やターコイズブルーが効いているな!どことなくエキゾチックな
雰囲気をかもし出している。


店を出ようとしたら、あれ??傘がない。カウンターの兄ちゃんにおずおずと「あの、ここにビニール傘を
置いてたんですけど。ちょっと骨は折れてたんですけど。」と聞くと、あっ、という顔をしてカウンターの奥へ。
・・・どうやらゴミと思って捨てられたようだ(苦笑)
「折れていたので・・・代わりにこれよろしければ使って下さい」と、少し小さめだがきれいなビニール傘を
渡してくれた。まぁ折れていない分さっきのよりは雨をしのげるかな。ありがたく使わせて頂こう。

坂を下りて十字街へ。旧今井百貨店函館支店はあいかわらず見映えがするなぁ!
現在は函館市地域交流まちづくりセンターとなっている。 1923(大正12)年築。


まだ開いているみたいだな。中に入って見てみよう。


おぉ、角地にある入口の風除室の床はモザイクタイル貼りだ。○×みたいな模様。


天井にもレリーフ装飾が。


中へ入ると・・・おやっ、柱や壁は大理石貼りなのだが、違う柄の石材を組み合わせてあるな!?
白と黒の大きな柄の石と、ピンク色のもやもやとした柄の石が、市松模様のように互い違いに並んでいる。
こんなのはじめて見るなぁ!




中は広々としているというよりガランとしている。お客が誰もいないせいだろう。
部屋の中央にあるカウンターの両脇の柱も八角形で、面ごとに柄の違う大理石が貼られている。


梁が複雑!!建物が角丸になっているからだろうか。


いったい、どこからどこへ梁が渡っているんだか・・・(笑)
配線用のラックがなければ、この構造美をもっと楽しめるのになぁ!!

すでに閉館時間を過ぎていたようなので退出。もう少し探索すればもっと見どころがあったかもしれないな。
まぁ、この建物は壊されることはないだろうから、またの機会に。

続く
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函館の建築めぐり 大正湯

2017-11-14 22:24:59 | 温泉・お風呂屋
函館の続き。

カフェ三日月を出てまた雨風の中へ繰り出す。もう函館のまちの端まで来たな。。
さてここでリベンジは大正湯。前回は2日連続で来たのだが、夜に行った1日目は定休日、午前中に行った2日目は
開店時間前で入れなかったのだ(泣)。果たして今回は・・・開いている!!よっしゃ~~


一面ピンク色のペンキで塗られた下見板張り洋館は、ともするとちゃちに見え、景観を害しそうだ。しかし
函館のまちはそれを許容する大らかさがある。この街ではこんなド派手な建物も、何の不自然さも感じさせず
さらっと建っている。

写真を撮っていたら常連さんらしきおばちゃんがやって来たので、すごく素敵なんで写真を撮らせてもらってます~、と
言ったら、中で聞いたらいろいろ教えてくれるよ、とニコニコしながら入って行かれた。

今日はタイルもガラス越しでなく見ることができる。タイル一枚が緑色と白の四分割の市松模様。鮮やかな緑は
今ではもう出せないこの時代特有の色だ。「大正湯」の文字が力強くていいな!!


さぁ、ひとしきり外観写真を撮り終わったので、いよいよ入ろう。
ガラッと戸を開けたら、番台と、古そうな男女の仕切り壁が目に入る。
さっきのおばちゃんが番台のおかみさんに話していたようだ。
素敵ですねぇ~、だいぶ古いんですか?創業は大正3年です。へぇ~!建物はそのままなんですか?
仕切り壁と天井はそのままです。浴室の壁はもとは板張りだったんですけどね。
火事にはあわなかったんですね!戦争のときに焼夷弾の火の粉でこの辺も火事になったけど、すぐ上の
蔵のところで止まってね、ここは焼けなかったんですよ。へぇ~、そうなんですか!よかったですね~~


雨に濡れた靴下を脱いでほっとした(苦笑)
雨風の中歩き回って疲れたのでしばし浴槽の中で脱力~~~

お客が何人もいたので内部の写真を撮らせてとは言えなかった。しかし繁盛しているのはうれしいことなのだ。

さぁ、お風呂上りでもう気分は夕涼み。ふらふらと建物を見ながら市電の電停へ向かう。
あっ、入口の妻飾りがカワイイこのサーモンピンク色の建物は何だ?


伴田米穀店と書いてある。よくある総2階建てではなく下屋の一部に2階が載ったタイプ。


ガラスに顔をつけて中を覗くと、確かにお米の袋やら砂糖などが積まれている。
こんな古い建物をそのまんま、きれいに保ちながら普通に使い続けているって・・・すごいなぁ。


古いのかどうか一見判断がつかない場合、入口付近にプレートを探すとよい。「函館市景観形成指定建造物」と
書かれたプレートがあればそこそこ古いことが分かる。この指定はかなりこまめにされているようで、
一見装飾のないシンプルな建物でも元の躯体が古いものはちゃんと指定されている印象だ。


石造の蔵。緑のドアが美しい。


終点の函館どつく電停。道の真ん中でスパッと終わっている市電の線路。
ここから2区間だけ市電に乗ってショートカットし、末広町で下りる。


ペパーミントグリーンの旧相馬合名会社は相変わらず密度の高い建築だ。


ここから基坂の上手を見ると。正面に相馬氏の寄付により建てられた函館市公会堂の雄姿が。
殿堂と呼ぶのがふさわしい、函館のシンボルだ。


市電通り沿いの建築を見ながらぶらぶら。




再び坂を上って、五島軒へ向かおう。


おや、ここは前回レストランになっていたと思うのだが、テナント募集の張り紙が・・・
古い建物を当たり前のように使っている函館のまちでも、結構店の入れ替わりは激しいのかもしれないな。。。


続く
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