まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

鹿児島県民教育文化研究所再訪

2018-02-20 23:44:57 | 建物・まちなみ
鹿児島の続き。

以前このあたりをうろついて偶然発見し、素晴らしくて感激した鹿児島県民教育文化研究所(元藤武呉服店別邸)を
もう一度見に来た。以前ブログに写真もアップしているがまた載せたくなる(笑)


入口をガラッと開けて、すみませ~ん!と声をかけてみると、おっちゃんが出てきたので、建物を見学させて下さいと
言うと、はいはいどうぞと。どうやらその方も部屋を借りて何か会合をしているところだったようだ。大らかだなぁ~


前回は大きな会合が行われるところだったがおばちゃんが大急ぎで案内してくれ、その後少し自由に
見たのだがやはりおじゃまになるのでさらっと見て引き上げたのだった。今回はおっちゃんがさっさと
自分のところへ戻って行ったので、ひとりでじっくり見て回った。


フフフ、この正三角形の寄せ木も健在だぁ~~~いいねぇ、いいねぇ(笑)


三角形の寄せ木の大きい版が網干の山本邸にあったなぁ。この2倍ぐらいの大きさだった。


そしてこちらの事務室、ここはアールデコ調の造作が満載でテンションが上がりまくり!!


それも少し和風が感じられ、民藝っぽい雰囲気もある。


やはずに貼られた暖炉のタイル、ナミナミ模様と思ったら、ジグザグ模様に型押ししてある。
こんなタイル見たことないなぁ。


アイアンの衝立とツールスタンドもいい味~~!今も実際に使っている感が漂っているけど、どうかな??


部屋の中は変な改造も何もされておらずほんとに自然な感じでうれしい。ずっと使われ続けているからか、
状態も素晴らしく、こまめな手入れの賜物なのだろう。




藤&竹のすりガラスも健在。あぁ~素敵~~




タイル敷きの部分は表玄関?サンルーム?応接セットがハマってるなぁ~~~


無釉モザイクタイルだが、縁がランダムに欠けている。これもしかしてわざとはつってるの??
手間かかってそう~~


いや~~ほんとに見ごたえあるなぁ~~
見ごたえありすぎるので1回の記事ではおさまりきらなかった(汗)


続く。
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金山橋と龍門司坂

2018-02-19 23:10:18 | 川・橋・船
鹿児島の続き。

さっき空港から走って来る途中に案内表示を目にして気になっていた石橋も、龍門滝の滝上から近いので行ってみよう。
金山(きんざん)橋が架かる網掛川は、田畑に囲まれた開けた場所に流れていた。駐車場とトイレもちゃんと
整備されているところを見ると、観光スポットとして訪れる人も多いのだろう。


おぉ、確かにアーチの石橋だ。欄干は比較的新しそうだが、切石がぴっちり隙間なく積まれたアーチは
どっしりとして安定している。今も現役の車道橋でありなかなかいい感じ。


金山橋の名の通り、菱刈や横川の金鉱山からの鉱石や物資を加治木港へ運ぶための「金山道路」に架けられた橋で、
加治木島津家が明治13年ごろに作ったと言われているが、詳しい資料は残っていないという。


古い親柱も保存されていた。深く刻まれた「金山橋」の文字が歴史を感じさせる。


そしてまた素晴らしいのは、この橋が架かっている川のすぐ上手にある滝!板井戸の滝。金山滝とも呼ばれている。


こんな開けた里にある川なのに、ここで切り立った天然の崖ができており、流れに削られた岩の隙間から
数条に分かれて落ちる滝は見事だ。小さく見えるが高さは8mもあるらしい。




垂直にそそり立つ崖から太い音を立てて半円形の深い淵に注ぎ込む。ここだけ切り取って見れば
山深い峡谷のようで雰囲気満点!石橋と滝が一度に楽しめるおすすめスポットだ。

あぁ、来てよかった~郷土館のおばちゃんに感謝!

さて、龍門司坂は龍門滝の滝下からほど近い場所で、車道から登山口のような古道の入口を入っていくと
いきなり鬱蒼とした石畳の道が始まる。結構な坂道だ。


江戸時代の日向筋から分岐して熊本へ向かう街道、「大口筋」の一部、山間部の486.8mが当時のままの姿で
残っている。


古文書によると、1635(寛永12)年に作られたといい、あまり段差をつけないように敷かれた石畳が
特徴なのだとか。側溝が設けられたり、雨でのり面が浸食されないような工夫もされているという。


石畳にはみっしりと苔がむし、その上にちらちらとレース越しのような木漏れ日が落ちている。
ゴツゴツした石畳は正直歩きにくいが、雨が降ると土砂が流れてぬかるむ山道からすれば、しっかり舗装された
この道は当時は断然楽だっただろう。江戸と薩摩を結ぶ重要な街道であり、大名行列にも使われたとか。


西南戦争の時には西郷軍もこの道を通って人吉へ向かったといい、大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にも
なっている。見てないけど(汗)

龍門司坂の往復はなかなか気持ちいいハイキング。山道もこのぐらいが私にはちょうどいいな(笑)

駐車場の方へ戻る途中にあった、駅名標の形の「高井田」看板。廃線跡か!?と思ったが、関係ないようだ。
前の駅はおはよう、次の駅はこんにちは。こんにちはのNがロシア語みたい(笑)


龍門滝の下にも温泉施設があったが、やっぱり八十八湯めぐりの温泉ということで、浜之市ふれあいセンター富の湯へ。
にがりのような味がする濃厚な温泉で満喫。もちろんスタンプ1つ目ゲット!


続く。
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加治木図書館と龍門滝

2018-02-18 23:10:04 | 建物・まちなみ
また鹿児島に行ってきた。

朝イチのピーチで鹿児島空港に着いて、レンタカーでGO!南下して姶良市にある加治木図書館にやってきた。
洋風の破風がふたつ重なるちょっとおしゃれな建物は、1937(昭和12)年に郷土館として建てられた。
1972(昭和47)年に新しいRC造の郷土館が出来たので、元の建物を図書館に譲ったとか。
どちらも郷土文化の保存・継承に熱心な篤志家の寄付による。


ちょうど9時前で開館準備をされていた郷土館のガイドの方に声をかけると、裏にも石造倉庫もありますよと
案内して下さった。


おぉ、美形の石蔵。


この石は大谷石に似ているが二瀬戸(ふたせど)石という地元産の凝灰岩だという。
石の表面の叩き痕が朝の光を受けてくっきりとした陰影を見せる。美しいなぁ!


図書館はL字型につながった二棟からなり、こちらは元「陳列館」。高床式で作られていて、靴を脱いで上がる。


ワンルームでこじんまり。書架は低くて子供でも使いやすそう。地域に親しまれていることが伝わってくる。
実際、新しい中央図書館が姶良市役所近くにできたのだが、こちらの方がいいとわざわざ来る方もおられるとか。


左側のひときわ古そうな和館は、元「日本館」。現在は学習室などとして使われている。


加治木のまちは江戸時代から交通の要衝であり、加治木島津家の麓(武家屋敷地)として栄えていた。
隣接する柁城小学校や加治木高校を含めて元島津義弘の屋敷地であり、西南戦争後の一時期に臨時県庁舎も
置かれていたとか。
第二次大戦終戦直前の空襲で加治木のまちの多くが焼失したが、郷土資料館の上手で火が止まり難を逃れたそうだ。


さっき入って来た入口は、元の門柱の横であり、現在締め切られ掲示板などが立てられている部分が元の出入口
だったと聞いてちょっとびっくり。ははぁ!そういうことか。

この日は大まかな予定は考えてあったが、朝っぱらからあまりせかせかするのも何なので、ガイドのおばちゃんの
説明を聞いたり、この近くにある石畳の古道、龍門司坂や龍門滝への行き方を教えてもらったりしながら、
郷土資料館でのんびり過ごした。

車で龍門滝へ向かう。案内通りに行ってみると滝の上に着いた。
黒い岩の上を流れて行く水が、空中に消えていく。かなり高い滝だ。しかし、、、木がわっさり生えていて
よく見えないな。。。


黒々とした岩盤。下から見れる場所はあるだろうか?


山の麓にある駐車場から細い小道を数分歩くと、おぉ!出た!うぉ~~っ!!
高さ46m、幅43m。日本の滝百選にも選ばれている。水量は少なめだが4条に分かれて落ちる姿は
雄大で美しい~~


川原に下り、飛び石に乗って正面から眺める。
崖をなしている岩盤は柱状節理がはっきり見えているな。マグマが冷えて固まった安山岩だという。
岩の凹凸に当たった水の流れは多様な表情を見せる。


黒光りする岩と、真っ白な水のしぶき。


深い緑色によどんだ滝つぼ。あぁ、ずっと見ていても飽きない美しさ。。。さすが日本の滝百選。

滝も結構好きなのであちこちで見に行っているが、これから日本の滝百選もチェックしておこう~~

続く。
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2018.1.27~28 名古屋・瀬戸再々訪 もくじ

2018-02-17 21:34:43 | Weblog
最近名古屋づいている今日この頃。安いバスの存在を知ってから名古屋が断然近くなった。
これまで青春18きっぷで日帰りしたことも何度もあるけど、正直しんどいもんね・・・(汗)
夜行バスは勘弁だけど、3時間の昼行バスなら何とか。
今回はモザミューの展示の関連イベントが名古屋市内であったので参加。めちゃくちゃ充実したツアーだった!!


名古屋近代建築観察会 前編
名古屋近代建築観察会 後編
また、瀬戸を歩く。
また、瀬戸を歩く。2
また、瀬戸を歩く。3

この週末はとても寒く、日曜は時折雪が吹雪いたりもしたが、新たな風景やタイルも見つけたし、楽しい週末旅だったな!
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また、瀬戸を歩く。3

2018-02-16 23:42:28 | 建物・まちなみ
瀬戸の続き。

窯垣の小径資料館から、山越え道を歩いてみよう。


イノシシでも出てきそうな雑木林の小径。
ここを歩くと、窯垣の小径がメインストリートだった時代が想像できる気がした。


こんな丘の上にもぽつんと窯があったんだな。あぁ、昭和30年代ごろのこの場所を歩いてみたい。。。

雪を踏みながらどんどん下りていったら、すぐ眼下に見えている道路へ下りられず・・・また上ってぐるっと回り
ようやく道路に出た。。。

瀬戸川沿いにあったきれいなブルーグレーのタイル貼りの建物。


その隣に和風の門がくっついていたのでちょっと覗いてみたら、主屋は洋館!?


玄関ドア周りにはこんなぺディメント風の意匠がついており、モールガラス使いの扉は十字のデザインになっている。


主屋がよく見える場所がないかと周囲を歩いてみたが、タイル貼りの建物に隠れて全然見えなかった(汗)


昔ながらな陶器屋さん。さらっと見ただけだが結構手ごろな値段で売られていて、じっくり見て器を買うのも
いいなと思ったのだが、雪の中、荷物を背負って手袋をして傘とカメラを持って・・・ではちょっと
見る気になれなかった。。。また季節のいい時に(汗)


無風庵の近くにある見事な塀のお宅。うわぁ!すごい~~美しい~~~、


塀は窯道具のみだが、門柱は鬼板と窯道具をとり混ぜて積まれている。ゴツゴツと荒々しい表情の鬼板と
整形された窯道具。センスが感じられるなぁ!!


坂道を降りてきて線路の北側も歩いてみたら、こんな鬼板のみで積まれたワイルドな塀と門柱のあるお宅発見。
風穴まであけてある!


鬼板も窯道具も産業廃棄物。産廃を使ったその地独特の景観・・・って、今でも、生まれ得るだろうか?


このエリアも古い家が結構残っていた。


あと窯神神社を行き残しているのだが、薄暗くなってきたし吹き降る雪に心折れて(苦笑)まち歩き終了。
もう名古屋へ戻ってしまおうか。。。あっそうだ!お風呂に入って帰ろう♪

駅からすぐの場所にある、共同の外便所付き長屋。これもレアで貴重だなぁ~
隣接する駐車場からちょっと近寄ってみたが(この路地に入る勇気はない)、さすがに外便所は使われて
いないようだった。

日本鉱泉に行ってみると閉まっていた。えっ!!
一瞬焦ったが、ちょっと時間が早かったようだ。20分ほど付近をうろついて時間調整。
気になっていたこの建物はNTTの瀬戸陶栄ビル。すでにもぬけの殻らしく、「テナント募集中」の張り紙も
薄汚れていた。。カッコイイ建物なのに・・・


こちらはゴトーという会社の営業所だったようだが、こちらも空き家。。。


レトロな建物や路地の魅力をうまく生かして、賑わいが面で広がっていけばいいなぁ。


日本鉱泉に戻ってきたら、数人の常連さんが待っていた。そして、時間ぴったりに開店。
熱めのお風呂で冷えた体を解凍・・・あぁお風呂屋はいいね!
駅から数分の場所で今も変わらず昔ながらの建物で営業を続けておられるのは、ほんとにうれしいなぁ!
これからも長らくがんばってほしいなぁ!


終わり。
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